一般社団法人日本クレジット協会は、クレジットカードのIC化率を「2020年3月末までに100%を目指す」として、業界を挙げて取り組みを実行。
その結果、2019年12月末時点でIC化を100%達成している会社は137社に。総発行枚数に占めるクレジットカードのIC化の割合は、95.1%に達し、その後、目標の期限である2020年3月末時点で、推計値は99.5%となりました。
※協会加盟のカード会社258社(調査対象会社235社)の調査結果です。
この数字から、日本クレジット協会は「社会で流通しているクレジットカードのほとんどがIC化された」とし、今後は
- 消費者に対するIC取引の認知度向上
- 加盟店におけるIC取引の推進を図る
など、「ICを通じた安全・安心なクレジットカード取引環境の構築に力を入れる」と発表しています。
ICクレジット取引の認知度向上・推進のためのWebバナー、啓発専用ページを開設
直近ではクレジットカード会社各社に向けて、以下のWebバナー及び啓発専用ページを作成しました。
※日本クレジット協会作成 IC取引認知度 啓発バナー
また、啓発専用ページではカード会員に向けた周知・啓発活動として、
- 店舗取引の方法
- インターネット取引方法
- セキュリティ対策における注意点
をわかりやすく解説しています。
これらは暗証番号(PIN)入力による本人確認の重要性を伝えることを目的とし、実施期限等は設けずに広報する予定です。
参考:啓発専用サイト 消費者の皆様へ│一般社団法人日本クレジット協会
日本クレジット協会YouTubeチャンネルにて動画も作成
日本クレジット協会のYouTubeチャンネルでは
- ICクレジットカードの管理のポイント
- 暗証番号入力の重要性とその設定方法
などを発信しています。
参考:日本クレジット協会YouTubeチャンネル│YouTube
これらの活動から、「会員自身が設定した暗証番号を入力する方がサインより更に安全であること」を広め、より安全・安心なクレジットカード取引を推進する方針です。
参考:クレジットカードの不正利用防止対策とIC化の取組み状況について│一般社団法人日本クレジット協会
参考:ICクレジットカード取引の推進等にかかるクレジットカード業界としての取組みについて│一般社団法人日本クレジット協会