早期より3Dセキュアで不正対策。2021年から不正注文が増加し「O-PLUX」との併用へ、不正注文はゼロに!

クレジットカード不正対策|3Dセキュア併用
富士通クライアントコンピューティング株式会社様

富士通クライアントコンピューティング株式会社様

豊かなライフスタイルに貢献すべく、企画からサポートまで一貫体制でコンピューティング環境を提供する富士通クライアントコンピューティング株式会社。同社が運営するECサイト「WEB MART」では、2023年12月より不正検知サービス「O-PLUX」をご利用いただいています。今回は、導入の経緯やご利用状況について、コンシューマー事業本部e-ビジネス営業統括部の小谷聡洋様と近藤敦様にお話をうかがいました。

ECサイトオープン当初は全注文で属性確認、のちに3Dセキュアでの対策に。2021年より不正注文が増加し対策の強化へ

貴社ECサイト「WEB MART」はいつごろオープンされたのでしょう。
小谷様:2000年です。富士通パソコン「FMV」や周辺機器を販売するサイトとして開設しました。お客様層としては、長年「FMV」をご愛顧いただいている50代以上の方をはじめ、若年層の方には超軽量のモバイルPCをご支持いただくなど、幅広い年齢層の方にご利用いただいています。
決済方法は6種類で、クレジットカード、銀行振込、Pay-easy、コンビニ振込、楽天ペイ、代引きをご用意していますが、ご利用状況としてはクレジットカード決済が半数以上を占めますね。

fccl 富士通ショッピングサイト「WEB MART」 https://www.fmv.com/store

長らくECサイトを運営されていますが、不正注文はどのような状況でしたか。
小谷様:ECサイトをオープンした2000年ごろはEコマースとしても初期になりますが、全注文に対してカード会社に属性確認をおこなっていました。結果がOKだった注文は出荷して、OKではない注文はすべてキャンセルするという運用です。その後は3Dセキュアを導入しています。
当初から不正注文はそこそこあったと認識していますが、2021年のタイミングで増加しました。
不正注文はサイトのオープン当初から常にある状態で、それが近年になって増加したのですね。
小谷様:高額で換金性が高い商材を扱っていますので、とにかく不正対策は必須の業界ですね…。世間では来年2025年3月までの「3Dセキュア2.0導入義務化」が話題のようですが、弊社では2022年に切り替えています。
早期から不正対策をされていますが、目視でもチェックされていたのでしょうか?
小谷様:担当者が1名、つきっきりで目視チェックしていました。不審な注文があればカード会社に属性の確認をしたり、反対にカード会社から「不正注文なので出荷を止めてほしい」と連絡がきて対応したりすることもあります。不正注文が集中的に発生すると工数も膨大になりますので、非常に大変な作業です。

目視チェックの工数削減に不正検知システムを検討。機能性の高さで「O-PLUX」を採択

「O-PLUX」はどのようにお知りになったのでしょう。
小谷様:カード会社から2社のサービスをご紹介いただいたのですが、そのうちの1社がかっこさんの「O-PLUX」でした。
ECサイトをオープンした当初から不正注文のチェック工数はかかり続けていましたし、目検で不正を見抜くにも限界があります。そこで相談したという次第です。
2社のサービスを比較されたのですね。「O-PLUX」を選んでいただいたポイントを教えてください。
小谷様:まずは導入実績の多さ、そしてAPI連携が可能だった点がポイントでした。TAG連携では、不正ユーザーがJavaScriptを無効化して不正チェックを搔い潜る余地を残すと聞いていたので、API連携での導入を希望していました。

近藤様:そしてなにより、「O-PLUX」の名寄せ機能ですね。
弊社でも不正な住所を登録して内部システムでアラートが上がるようにしていたのですが、丁目番地の部分で表記ゆれのチェックをすることがとても難しい状況でした。人の目で見ると同一の住所だと判断ができても、ほんの少し表記を変えるだけでシステム的には判別ができなくなるからです。
ところがこの難しい部分を「O-PLUX」はしっかりとチェックしてくれます。正直、「O-PLUXはすごいな」と思いました。
ご評価いただきありがとうございます。API連携での導入でしたが開発は順調にすすみましたか?
小谷様:そうですね。2023年の10月に開発に着手して12月下旬にはリリースしましたので、早い稼働でした。テストもスムーズだったので非常に助かりました。

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「O-PLUX」導入後は不正注文ゼロ!運用にあわせたルールチューニングで安定稼働、目視工数も8割減が目前に

運用をはじめた初期の段階で、ルールチューニングをされましたね。
近藤様:判定はOK・NG・REVIEWが返却される設定にしているのですが、当初は想定外のところで短期連続注文を検知するREVIEWが発生してしまいました。カード番号の入力ミスや3Dセキュアのパスワードを忘れてしまい戻る、といったリトライに由来するものです。
これは弊社の仕組みに起因するものでしたが、検知条件を調整することができましたので、今は問題なく運用できています。
「O-PLUX」を導入して感じている効果はありますか。
近藤様:すごいです。「O-PLUX」でチェックをするようになってから、不正注文がなくなりました。
また、もともと不正注文が発生しやすいクレジットカード決済のみを「O-PLUX」の審査対象にしていたのですが、一時期、そのほかの決済方法で集中的に不正注文が発生したことがありました。この時はすでに「O-PLUX」と連携していましたので、不正が起こっている決済方法も審査対象にすることで、速やかに不正対策をすることができました。
不正注文がなくなったとのことでよかったです。課題だった目視チェックの工数はどのような状況でしょう。
近藤様:大幅に減少しています。あと少し調整を加えれば、当時の8割減までいけるところが見えています。
工数削減にも貢献できているとのことで嬉しい限りです。お使いになられているなかでご要望がありましたらお聞かせください。
近藤様:検知精度が大変高く、品質的なところの要望はなにもありません。
一点、究極のところでは、自動審査はOKとNGの判定だけで運用できると完璧だと思っています。これにはいろいろな判断が必要になるので、難しいことだと重々承知していますが…。
OKとNGのみで運用されている加盟店様もいらっしゃいますので、またご相談いただければと思います。

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さて、最後になりますが、ひとこといただけますでしょうか。
小谷様:「WEB MART」はさまざまな年齢層のお客様が訪問してくださるECサイトですので、これからもセキュリティ意識を高く持ち、みなさまに安心してご利用いただけるECサイトであり続ける所存です。
昨今、EC業界において不正注文は増加しており、3Dセキュアでも段階的にチェック強化されてきています。 弊社としては、「O-PLUX」と3Dセキュアの併用でしっかりと不正対策を続けていきたいと考えていますので、引き続きよろしくお願いします。
私たちも、不正のトレンドを捉え、アップデートを重ねることでしっかりと伴走いたします。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。

富士通クライアントコンピューティング株式会社 https://www.fujitsu.com/jp/group/fccl/

2024年9月4日取材 
※内容は取材時のものです。

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