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3Dセキュアを導入するもクレジットカード不正はやまず、「不正チェッカー」と併用での対策へ移行。カード会社からの調査依頼はゼロに!

チャージバック対策|3Ⅾセキュア併用
株式会社ナオセル様

株式会社ナオセル様

iPhoneなどデバイスに特化したマーケットプレイス事業と買取事業を展開する株式会社ナオセル。今回は、2021年12月に不正検知システム「不正チェッカー」を導入された経緯やご利用いただいての状況などについて、同社代表取締役の岸様にお話をうかがいました。

CtoCのマーケットプレイスサービスをリリースして1年、クレジットカード不正の犯罪グループから狙い撃ちに。月数十万円単位でチャージバックが始まる

御社の事業について教えていただけますでしょうか?
株式会社ナオセルは2018年1月に設立したスタートアップで、「ナオセルフリマ」と「ナオセル買取」の二事業を展開しています。もともとiPhone修理のポータルサイトとして「ナオセル」を運営していましたが、2019年11月からジャンク品専門のフリマサービスに形態を変えており、現在ではナオセルというとフリマサービスを指しています。いわゆるECではなく、個人の売り手と買い手が存在するマーケットプレイスで、いまは中古スマホや壊れたスマホを中心に取り扱っています。
スマホのなかでも壊れたものや中古のものを扱っているのですね。
はい。使わなくなったスマホを買取店に持って行っても断られることもあり、家の引き出しにしまい込んでいるケースが多いことがわかっています。小さく嵩張らないことからあまり困っている感覚はないかもしれませんが、根本的に解決していない問題です。
一方、中古スマホは活躍できる機会がたくさんあります。例えば、音楽再生だけのために使用するとか、車関係ではドラレコやカーナビ、また小さなお子様用に動画を見せる専用端末としてなど様々な需要に応えられる。
仕舞い込んでいるだけのスマホが次のステージで新たな役割を果たすことで、資源を循環させつつ、ナオセルとしてはいろいろな用途で購入していただけるような場にしていきたいと構想しています。

ナオセルフリマ https://naoseru.com/ja/

不正検知システムを導入しようと思われたきっかけなどはあったのでしょうか?
2020年12月にサービスをリリースして1年くらいたったころ、クレジットカード不正の犯罪グループに見つかって狙い撃ちされました。それまではマーケットプレイスの利便性を最優先していて、不正を予防する仕組みの観点については完全に抜けていました。そもそもチャージバックの存在すら知らない、「不正対策素人」の状態でマーケットプレイスを始めたという背景がありました。
クレジットカード会社から不正利用の疑いがある決済の調査依頼がきたと決済代行会社から連絡をもらい、疑いのある取引を渡されて内容を確認するのですが、月数十万円の単位で始まって…チャージバックの調査依頼が続いてどうしよう、となりました。

取引増加に対するジレンマと個人間取引の監視という過酷な状況下、様々な不正対策を講じ、3Dセキュア1.0の導入へ

壊れたスマホでも狙われるのですね!驚きです。
はい。たとえ壊れたスマホでも高値で転売できるんですよね。単価も高いし換金性もあるので狙われやすい商材らしいです。
それで決済代行会社の人とも話をして対策をしなければと、まずは3Dセキュア1.0を導入することにしました。ただすぐに導入できるものでもないので、導入までの期間もいろいろ対策しました。
不正の方法としては、一人で複数アカウントを作ってくるもののほか、出品者と購入者が結託しているケース、出品者と購入者が同一人物といったケースもあります。これらに対してSMS認証を取り入れたり、IPアドレスをチェックしたり、 取引をすぐ完了できないように開始から一定時間の制限を設けたりなど考えうる様々な対策を講じました。しかし出品も購入も発送もすべて個人間のタイミングで進んでいくマーケットプレイスの特性上、現実としては厳しいものがありました。
ご自身でも様々な対策をされたのですね。個人間取引を常時監視すること自体が難しいですし、精神的にも大変な時期だったのではないでしょうか。
大変でした。本来、取引があるのは嬉しいことなのに、怪しい取引ではないかと毎日不信感でいっぱいでした。
そのようななか、無事3Dセキュア1.0を導入してチャージバックはなくなりましたが、残念ながらカード会社からの調査依頼は止まりませんでした。決済代行会社からは、不正利用が多いと決済手数料が上がるだけでなく、決済利用すら断られる可能性があると言われました。それにクレジットカード決済を利用していくリスクは引き続きあるということで、「3Dセキュア+不正検知が必要だ」という話になりました。

不正検知システムの必要性を痛感し導入の検討へ。「創業期」と「CtoC」が重なる事業に導入できるサービスが見つからないなか、「不正チェッカー」を見出す

それで不正検知システムの検討を始めたのですね。いくつかのサービスを比較されたのでしょうか?
はい。決済代行会社からいくつか勧めていただきましたが、そもそもトランザクションが少ない段階で入れても効果を発揮できないサービスなどでした。それでチャージバック保険も考えましたが、月数十万円のチャージバックの実績があっては、補償してもらえなかった。それ以前に、CtoCのマーケットプレイスは保険に入れないカテゴリとのことで、いずれにしてもダメでした。
それで「不正チェッカー」をお選びいただいたのですね。導入の決め手をお聞かせください
圧倒的にコストが安い点です。正直、効果についてはわかりませんでした。上位モデルの「O-PLUX」で実績があったとしても、「不正チェッカー」自体は出始めのサービスでしたので。それでも、1か月の利用料金の低さにあわせて、当時のキャンペーンで6か月無料で利用できた点は圧倒的な魅力でした。それに導入も非常に手軽でした。
API連携で利用されていますよね。
APIの接続はとてもシンプルなものでしたよ。自分はエンジニアなので実際手を動かしましたが、実装は2日くらいで、1週間ほどで導入できました。世の中には、安くても開発が結構複雑なサービスがたくさんありますが、「不正チェッカー」は開発が簡単で助かりました。インターフェース仕様書もとてもわかりやすかったです。
なかでも一番助かったのは、環境提供の早さです。「すぐほしい」と言ったら本当にすぐ提供してくれました。

ナオセル買取 https://naoseru.com/ja/buyback/

「不正チェッカー」導入後、カード会社からの調査依頼はゼロに!気になる取引を見守る心の余裕も

環境提供スピードについてもご評価いただき大変嬉しいです。ちなみに御社は導入期間が過去最速でした(笑)。導入後は、感じられた効果などはありますでしょうか?
導入してから、カード会社からの調査依頼はゼロになりました。不正がなくなったかは実際にはわかりませんが、少なくともカード会社からはなにも言われなくなりました。
それに伴い、ご利用者様への配送停止の依頼をすることがなくなりました。配送停止はナオセルの信頼に直結する問題ですので、やはりブランディングにおいて無視できません。それに依頼手続きについても、配送の停止、決済のキャンセル、お客様の配送先情報を転記してカード会社に送るなど煩雑を極めます。この工数が全てなくなったことはとても嬉しいですね。
なにより、導入後はたとえ変な取引があっても、とりあえず眺めていられる心の余裕が生まれました。本当に入れてよかった!と思いました。
カード会社からの調査依頼がなくなったのはとてもよかったです!それに「不正チェッカー」がいろいろな面でお役に立てていると実感しました。嬉しい限りです。
そのほか、運用面などで弊社へのご要望がありましたらお聞かせください。
満足しているので、なにもありません。ユーザーの利便性を考えると細かいルール調整ができたらと思う場面もありますが、バランスを考えるとまだ最適解が見いだせていない状況です。どうしてもルールの調整をしたいとなれば、上位モデルの「O-PLUX」を検討しようと思っています。
一点、「不正チェッカー」のさらなる期待でいうと、マーケットプレイスですので出品者の審査ができると嬉しいなと思っています。不正目的で実在しない商品を出品された場合に、一般のお客様が買ってしまうリスクを抑えたいという目的です。
そのあたりはなにかしら手を打てそうなので、あらためて詳細を詰めるお時間をいただけたらありがたいです。
それではさいごにひとこといただいてもよろしいでしょうか。
これから起業されたい方は、「不正チェッカー」を検討していただくとよいと思います。不正対策には「とりあえず不正チェッカーを入れるといいですよ」と、ぜひおすすめしたいです。
「不正チェッカー」を力強くオススメいただき感謝いたします。今後もご期待に添え続けるプロダクトとして、成長していきたいと思います。本日はありがとうございました。

ナオセル:https://naoseru.com/ja/about/

2022年9月5日取材 
※内容は取材時のものです。

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