長年平穏だったオンラインストアで不正注文が急増!「O-PLUX」導入直後よりチャージバック金額を90%以上削減

クレジットカード不正対策
株式会社グラニフ様

株式会社グラニフ様

グラフィックを通じて、あらゆる人が自分らしく豊かになる暮らしを提案すべく、Tシャツや雑貨をはじめとした様々なグラフィックアイテムの企画・製造・販売などを手がける株式会社グラニフ。
同社が運営する公式オンラインストアでは、2023年1月より不正検知サービス「O-PLUX」をご利用いただいています。今回は、導入の経緯やご利用状況について、EコマースDiv.ゼネラルマネージャーの髙松貴宏様と、同Div.オペレーションSec.マネージャーの三枝充様にお話をうかがいました。

20年来平穏だったオンラインストアで突如不正注文が急増

グラフィックを切り口にサービスを展開されているのですね。
髙松様:はい。「グラフィックライフストア」としてアパレルやファッショングッズなどを取り扱っています。オリジナルのほかにコラボレーション企画も平行していまして、今はちょうど、人気のゲーム作品とグラニフがコラボレーションしたレーベルの新作販売が始まったところです。
公式オンラインストアを拝見すると楽しいコラボレーション企画が満載ですね。ついついのぞきにいきたくなります。ところで沿革では2003年にサイトオープンとあり、かなり早い時期で驚きました。今となっては決済手段も選択肢が増えたことと思います。
髙松様:そうですね、世の中で見ると早い方だったと思います。決済手段も、今はクレジットカード、AmazonPay、NP後払い、代金引換をご利用いただけます。

graniph グラニフ(graniph)公式オンラインストア https://www.graniph.com/

20年以上オンラインストアを運営されていますが、不正注文はどのような状況だったのでしょう。
三枝様:不正注文が急激に増加したのは実は比較的最近で、2022年くらいからですね。その前もゼロではなかったのですが、多くても月に1件程度でした。そのため特に不正検知ツールも利用していませんでした。
不正注文の急激な増加ですか…驚かれませんでしたか。
三枝様:正直、なにが起こっているのかわかりませんでした。決済代行会社からのチャージバック連絡は日に日に増えていき、配送業者の方から「この住所は危ないですよ」と指摘されて。それで、狙われてしまったんだ、と理解しました。
対応が遅れると、相当なチャージバックの金額になってしまいますよね。
三枝様:ひと月で100件弱、金額としては数百万円のチャージバックがきたこともありました。決済代行会社から指摘されるとその対応にも追われますし…。

髙松様:商品は戻らないしカード会社には商品代金を返金しなければならず…つらい状況です。

graniph 手前:髙松様、奥:三枝様

チャージバックの損失が膨れ上がり「O-PLUX」を緊急導入!CSV連携でスタートして開発期間も不正を阻止

それで、不正検知システムのご検討が始まったということですね。「O-PLUX」のトライアルは2022年に実施されています。
髙松様:私が入社した直後なので年末に近かったと記憶しています。見たこともない金額のチャージバックレポートに、何事かととにかく驚きました。 たまたま前の職場で「O-PLUX」を利用していたので、すぐさま検討に入りました。
そうだったのですね、思い出してくださりありがとうございます。2023年1月には本導入され、こちらも迅速なご判断でした。
髙松様:チャージバックによる損失が看過できる次元ではなかったですし、前職でほかの国内ツールとも比較検討をしたことがあったので。「O-PLUX」はAPI連携ができるし、開発期間はCSV連携でフォローすることが可能だったので、すぐ採用しました。
開発もあっという間だったように記憶していますが、運用的にはAPI連携だと楽ですよね。
三枝様:楽ですね。

髙松様:CSV連携で運用していたころは、審査するためにCSV作成して、審査したら結果のCSVを作成して、カスタマーサービスに渡して…など確かたくさんの工程がありました。

三枝様:懐かしいですね。週明けの作業は大変でした。

graniph

「O-PLUX」導入直後から、チャージバックの件数は1割以下まで大幅に減少!

導入の効果はどれくらいで感じられましたか?
三枝様:それはすぐ感じました。導入前のチャージバックは平均して40~50件ありましたが、直近の4月では5件、3月は1件、2月は3件で1割以下に減少しています。繁忙期の1月でも6件です。金額的にも、最大で数百万円だったところから10万円以下に抑えられている状況ですので大幅な減少です。

graniph O-PLUXの機能:注文に不審な点がないか、複数の要素でリアルタイムに解析


けれど、あと少しの部分もなんとか抑えていきたいなというところです。 最近増えているのが、漢字の氏名は日本語だけれど、ふりがなが日本の氏名としては読めないものや、音読みになっていて自動変換している風のものですね。
氏名の漢字に対して正しいふりがなであるかを判定する機能をリリースしているので、ぜひご利用いただければと思います。また最近リリースした機能では、カードの属性情報との一致不一致の判定もできるようになりました。よろしければあわせてご検討ください。 そのほかにもなにかございますか?
三枝様:管理画面のレポート機能で、自社の不正傾向を見ることができると便利だなと思います。
貴重なご意見ありがとうございます。レポート機能を充実させる取り組みもすすめていきますので、またなにかお気づきのことがあればぜひご連絡ください。
さて、最後になりますが、ブランドとしての今後の展望などについてお聞かせいただけますでしょうか。
髙松様:グラニフは、オリジナルアイテムにくわえ、日本を代表するポップカルチャーやサブカルチャーとのコラボレーションアイテムにも特徴があります。今後はこれらをより広く世界に発信し、ジャパニーズカルチャーのファンをはじめとした世界中の方々に、生活を彩るさまざまなグラフィックアイテムをお届けしたい。そして、グラフィックの先にある多様なライフストーリーをともにつくりあげていきたい、そう考えています。
本日はありがとうございました。

株式会社グラニフ https://graniph.co.jp/

2024年5月14日取材 
※内容は取材時のものです。

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