解決できる課題
電話で出前注文をしていた時代から、他人の住所に送りつけるようないたずら・いやがらせの注文はありましたが、あらゆる商品をネット上で注文できる現在、EC事業者にとってはこうしたいたずらへの対処も考えておくべきでしょう。
いたずら注文と言っても、愉快犯に近いようなものから何らかの利益を狙ったものまでさまざまです。
いずれも代引きや後払い決済を利用して他人に商品を送りつける手口で、送られた側からするとEC事業者が悪いように見えますから、事業者自身のレピュテーションリスクになります。
なお利益を狙った例としては、アフィリエイト報酬のある商品をさまざまな住所に送っていくような注文があります。
個人のPCなどから複数回の注文をするケースが大半なため、IPアドレスやデバイス情報の確認、注文者の電話番号に連絡することで概ね防げます。
上記の対処が可能と言っても、本来、大切なお客様との接点となる社内のオペレーション担当者のリソースを、一部の不正者対応に割くのはもったいないものです。
自動でデバイス情報の確認や、電話の疎通確認(電話番号が使われているか否かの確認)ができるサービスを利用するのもひとつの方法と言えます。
O-PLUXは、注文データをもとに、通常の注文か不正注文かを判定するサービスです。
画面遷移も変わらないため、通常の購入者のUI/UXに影響はありません。
審査結果は判定理由とともに安全度合いを3段階に分けてお伝えするため、EC事業者様での判断がしやすくなっています。
審査には、これまでO-PLUXが導入されたサイトで共有しているネガティブ情報なども活用しますが、それだけでなく購入されたPCなどのデバイス情報(※)や、日々蓄積されるデータをもとに解析した不正の傾向をもと に判定しますので、社内の目視審査で見抜けなかった不正も浮き彫りにできます。
(※)EC事業者様のカートの仕組みや、O-PLUXとの連携方法により取得できないケースがあります。