EC-CUBEとは?概要やメリット・導入するべき事業者を解説

2023.05.17
EC構築・ノウハウ

「EC-CUBEってどんなサービスなの?」
「EC-CUBEを導入するか迷っている」

このようにお考えではありませんか。

EC-CUBE(イーシーキューブ)」とは、株式会社イーシーキューブが開発する日本発ECオープンプラットフォームです。

EC-CUBEを利用することで、コストを抑えながら独自性の高いECサイトを構築・運営することができます。

この記事ではEC-CUBEについて特徴や料金など詳しく解説します。

  • EC-CUBEの概要
  • EC-CUBEを導入すべき事業者

最後にはEC-CUBEを利用する際の注意点についても解説しているので、EC-CUBEを利用するべきか悩んでいる事業者の方はぜひ参考にしてみてください。

EC-CUBE(イーシーキューブ)とは?

EC-CUBE」とは、株式会社イーシーキューブが開発する日本発ECオープンプラットフォームのことで、カスタマイズ性とコストパフォーマンスの良さから35,000を超える店舗で利用されています。

またEC-CUBEは純国産であるため管理画面が使いやすく、日本人ユーザーが多いので、分からないことがあってもネットで調べれば情報を簡単に見つけることができます。

ここではまず、EC-CUBEの主な機能と料金プランについて解説します。

EC-CUBEの主な機能一覧

EC-CUBEにはECサイトの構築・運営に必要な機能が豊富に揃っているため、これからECを始めようとしている事業者の方におすすめです。

以下の表はEC-CUBEの主な機能をまとめたものです。

カテゴリ 主な機能(一部抜粋)
構築・デザイン
  • SEO管理
  • フリーページ作成
  • レイアウト管理
  • テンプレート機能
  • レスポンシブ対応
  • スマホ専用サイト機能
  • プラグイン機能 など
カート・会員機能
  • ショッピングカート機能
  • お支払い方法選択
  • 複数お届け先入力機能
  • カート情報永続化
  • ポイント購入機能
  • 会員(マイページ)機能 など
商品管理
  • 商品検索・一覧
  • 商品画像複数登録
  • 商品詳細フリーエリア
  • 在庫情報登録
  • 販売制限 など
店舗管理
  • 受注・売上げ状態表示
  • 受注情報編集
  • お届け先管理
  • 受注/配送/顧客情報CSV出力
  • 支払い方法/手数料設定
  • 配送料無料条件設定
  • セキュリティ管理 など

これらや、他の各機能の詳細が知りたい方はEC-CUBEの公式ページをご参考ください。

EC-CUBEの料金プラン

続いて、EC-CUBEの料金プランについて解説します。

EC-CUBEを導入・利用するのは無料です。

各費用 ダウンロード版
初期費用 無料
月額費用 無料
決済手数料 別途ご契約

EC-CUBEは初期費用も月額費用も必要なく無料で利用できます。

しかし、サーバー費等は別途料金が発生するため完全無料でECサイトを運営できる、ということではありません。

さらに、アップデートやセキュリティ対策を自社で行うか外注する必要があります

また、他のサイトで紹介されている「クラウド版」については、現時点で新規登録受付停止中なのでダウンロード版を利用しましょう

EC-CUBEの詳細はこちら

EC-CUBEの導入事例3選

次にEC-CUBEの導入事例について、EC-CUBEの『人気業界特集』を参考に紹介します。

異なる商材を扱う事業者の例を3つ紹介するので参考にしてみてください。

  • 事例1. ONLY ONLINE STORE様【アパレル】
  • 事例2. NISHIKIYA KITCHEN様【食品】
  • 事例3. Sparty様【化粧品】

順に見ていきましょう。

事例1. ONLY ONLINE STORE様【アパレル】

ONLY ONLINE STORE様はオーダースーツを代表にアパレル事業を展開しており、EC-CUBEインテグレートパートナーである株式会社コアモバイル様がサイトの制作・開発を手掛けています。

株式会社コアモバイル様へのインタビューでは、EC-CUBEを選んだ理由について以下のように答えています。

「EC-CUBEを選定した理由は、カスタマイズの自由度が高いからです。
オンリー様のご要望に対して、できないものがなかった。オーダーメイドという特性や、オンリー様のこだわりを表現するためには、カスタマイズ性が高いEC-CUBEが最適でした。」

※引用:EC-CUBE 構築・導入事例 /「株式会社オンリー様」

EC-CUBEはフロントページはもちろん、カート内や会員ページ、管理画面までページ・ブロック編集可能で、商品やブランドのイメージに合わせたサイトを作成することができます

事例2. NISHIKIYA KITCHEN様【食品】

NISHIKIYA KITCHEN様は宮城県岩沼市のレトルト食品専門メーカー「にしき食品」の自社ブランドです。

制作・開発は、EC-CUBEインテグレートパートナーである株式会社サンデイシステムズ様が担当しています。

NISHIKIYA KITCHEN様と株式会社サンデイシステムズ様へのインタビューでは、EC-CUBEの機能について以下のように答えています。

「フロント画面ではないのですが、実は、私が一番「この機能は良かった」と感じているのは、管理画面上の「よみもの」の登録や発信に関する部分です。
以前は、「よみもの」を更新するオペレーションが煩雑で、タイムリーに情報を発信することができませんでした。リニューアル後、直感的に操作できる状態になったことで、継続して「よみもの」が投稿できるようになり、全体の投稿数もあがってきています。
お客様にNISHIKIYA KITCHENのブランドの世界観をお伝えしたり、お客様とのつながりも持てるようなよみものづくりができており、とてもよかったです。」

※引用:EC-CUBE 構築・導入事例 /「NISHIKIYA KITCHEN様」

EC-CUBEにはECサイトのデザインに関する機能だけではなく、上記の「よみもの」機能などの豊富な機能が備わっているため、様々な機能を使ってこだわりのサイトを作りたいという方に向いているでしょう。

事例3. Sparty様【化粧品】

Sparty様は「パーソナライズ×D2C」を基軸とした事業を展開しています。

Sparty様へのインタビューでは、EC-CUBEを導入した感想について以下のように記載されています。

「他のカートではカスタマイズができる機能に制限がありますが、EC-CUBEはどこまでも柔軟にカスタマイズができたことが有難かったです。現在、「MEDULLA」以外のサービスの立ち上げ・運用にも、EC-CUBEを活用しています。」

※引用:EC-CUBE 構築・導入事例 /「株式会社Sparty様」

株式会社コアモバイル様と同様、Sparty様へのインタビューからもEC-CUBEのカスタマイズ性の高さが評価されています。

以下からは、EC-CUBEを利用するメリットについてお伝えします。

EC-CUBEのメリット5つ

EC-CUBEを利用するメリットは以下の5つです。

  • 開発・運用コストを抑えることができる
  • カスタマイズ性が高い
  • 複数の決済手段を利用できる
  • セキュリティ対策がある
  • 3Dセキュア2.0に対応している

1つずつ見ていきましょう。

開発・運用コストを抑えることができる

1からECサイトを自作し運用する場合、作成に数千万円以上、運用には月額数十万円の費用がかかってしまいます。

しかし、EC-CUBEのダウンロード版であれば初期費用と月額費用が無料であるため、コストを抑えて導入・運用が可能です。

そのためECサイトを安く自作したい場合はEC-CUBEを使うと良いでしょう。

カスタマイズ性が高い

EC-CUBEの最大のメリットはカスタマイズ性が高いことで、EC-CUBEを利用して作られた個性的なショップは全国に35,000店舗以上も存在します。

前述したように、EC-CUBEには構築・デザイン、カート・会員機能、商品管理、店舗管理など豊富な機能が備わっており、これに加えてプラグインで機能を拡張することもできます。

プラグインには、売上集計やサイト分析・レビュー機能・クーポン機能・おすすめ商品掲出機能など様々な種類があるので、気になる方は以下をご覧ください。

EC-CUBEの公式ホームページ

EC-CUBEの詳細はこちら

複数の決済手段を利用できる

EC-CUBEには、EC-CUBE公式決済サービス「EC-CUBEペイメント」があり、この無料のプラグインを使うことで複数の決済手段を利用できるようになります。

EC-CUBEペイメントは、クレジットカード決済をはじめ、コンビニ・楽天ペイ・キャリア決済など利用率の高い決済手段を選択できます。

このようにEC-CUBEを利用すれば、他の決済代行サービスを契約する手間を省けます

セキュリティ対策がある

EC-CUBEではセキュリティ対策として、セキュリティチェックシートやEC-CUBE専用のセキュリティ診断を提供するなどの取り組みが行われています。

また、2023年2月28日からEC-CUBEの最新版であるEC-CUBE4.2.1が提供開始されました。EC-CUBE4.2.1では、近年国内のECサイトで多発しているクレジットマスター攻撃に対し、フロント画面でのIP制限機能やログイン時以外の会員登録やパスワード再発行、注文確認といった攻撃されやすい画面で一定時間内のリクエスト制限をするスロットリング機能が追加されました。

※クレジットマスターとは?
カードテスティング攻撃とも呼ばれ、複数のクレジットカードをカード番号の規則性にしたがって、無作為に不正利用し不正利用で使えるカードかどうかを割り出す不正行為。

クレジットマスターについて詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

3Dセキュア2.0に対応している

3Dセキュアとはネット上でクレジットカード決済を安全に行うためのサービスのことで、3Dセキュア2.0(正式名称:EMV 3Dセキュア)は3Dセキュア1.0の新バージョンとして登場した不正注文対策の仕組みのことです。

最新版のEC-CUBE4.2に対応したEC-CUBEペイメントはこの3Dセキュア2.0に対応しているため、セキュリティ面に不安がある方でも安心して利用できます。

ただ、3Dセキュア2.0だけでは不正行為を完全に防ぐことは難しいため、あわせて不正検知サービスの利用がおすすめです。

詳しくは以下の記事で解説しているので、ご一読ください。

また以下の資料では、ECサイトの不正注文対策について漫画形式で分かりやすく解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

不正注文対策ウサギとカメ漫画DL資料

EC-CUBE(ECプラットフォーム)を利用すべき事業者

EC-CUBEなどのECプラットフォームは以下のような事業者であれば導入すべきと言えます。

  • ECサイトを作りたい・始めたい事業者
  • 自社商品のブランド力を高めたい
  • 自社のファンを持ちたい
  • ECの運営・集客に自信がある

それぞれ解説します。

ECサイトを作りたい・始めたい事業者

まず1つ目はECサイトを作りたい・始めたいと考えている事業者です。

EC-CUBEは高いカスタマイズ性とコストパフォーマンスを兼ね備えているため、これからECサイトを始める方におすすめです。

また、ECサイト制作の知識がない方向けに、本格的なデザインテンプレートも用意されているので簡単にECサイトを作ることができます。

自社商品のブランド力を高めたい

次に利用すべき事業者は、自社商品のブランド力を高めたい事業者です。

EC-CUBEなどを用いてECを構築する「自社型EC」の場合、Amazonや楽天市場などの「モール型EC」とは違い、独自性の高いECサイトを構築できるため、自社商品のブランド力を高めることができます

「自社型EC」と「モール型EC」の違いについては以下の記事をご覧ください。

自社のファンを持ちたい

自社のファンを持ちたい事業者もEC-CUBEなどのECプラットフォームを利用すべきです。

その理由は、「モール型EC」の場合自社のファンを作り出すことは難しいからです。

例えばAmazonに出店する場合、多くの消費者はブランドではなく商品や価格で選ぶため、自社のファンを作ることは容易ではありません。

ブランド自体にファンがつかなければ、リピート率を向上させることも難しくなってしまうため、自社のファンを持ちたい場合は「自社型ECでEC」を構築するのが良いです。

ECの運営・集客に自信がある

最後はECの運営・集客に自信がある事業者です。

EC-CUBEなどのECプラットフォームでECサイトを構築・運営していく場合、組織体制などの準備ができていないと上手くいかない可能性があります。

また、モール型ECとは異なり、自社型ECの場合は自社で集客する必要があるため、集客に自信のない事業者には向いていません。

EC-CUBEを利用する際の3つの注意点

EC-CUBEを利用する際の注意点は以下の3つです。

  • 運用コストがかかる
  • 集客力が必要
  • 成果が出るまでに時間がかかる

順に解説します。

運用コストがかかる

EC-CUBEは初期費用・月額費用を無料で利用できますが、運用コストは必要です。

EC-CUBEのサービス自体を使うことは無料でできますが、サーバー費などは必ず必要になります。これは、EC-CUBEだけでなくどこのECプラットフォームを利用する場合にも言えることです。

そのため、「サーバー費も出したくない」というような事業者の場合は出店のハードルが低いモール型ECでECサイトを構築しましょう。

モール型ECについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

集客力が必要

EC-CUBEなどで構築したECサイトとAmazonや楽天市場などのECモールを比較すると、ECモールの方が知名度・利用者数・既にある高い信頼度からお客さんが集まりやすいです。

よって、EC-CUBEを用いてECサイトを構築・運営したいとお考えの方はSEO対策広告などで集客していく必要があります。

ただECモールにも、商品によっては競争率が高かった、テナント料が発生したりとデメリットもあるので、自社に合った構築方法を選ぶようにしましょう。

成果が出るまでに時間がかかる

EC-CUBEで構築したECサイトの場合、サイトそのものの知名度が低く、成果が出るまでに時間がかかってしまう可能性があります。

しかし、EC-CUBEには多くのプラグインがあり、中にはSEO対策やSNSとの連携もできるプラグインもあるため、こうしたプラグインを活用すればサイトの知名度を向上させることも可能です。

まとめ

この記事では、EC-CUBEの概要やメリット、導入すべき事業者について詳しく解説しました。

EC-CUBEのメリットをまとめると以下のようになります。

  • 開発・運用コストを抑えることができる
  • カスタマイズ性が高い
  • 複数の決済手段を利用できる
  • セキュリティ対策がある
  • 3Dセキュア2.0に対応している

また以下のような事業者はEC-CUBEの導入がおすすめです。

  • ECサイトを作りたい・始めたい事業者
  • 自社商品のブランド力を高めたい
  • 自社のファンを持ちたい
  • ECの運営・集客に自信がある

EC-CUBEについてより詳しく知りたい方は以下を参考にしてみてください。

EC-CUBEの公式ホームページ

EC-CUBEの詳細はこちら

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