常に先を見据えて、不正注文対策を強化していくMCJ

チャージバック対策
株式会社MCJ様 (株式会社マウスコンピューター様)

株式会社MCJ様 (株式会社マウスコンピューター様)

BTOパソコンを早くから手掛け、グループ各社で製造・販売を行っている株式会社MCJ。高品質・高性能をリーズナブルな価格で実現しており、人気を博しています。それだけに、同社ではこれまでも自社・グループ内でしっかりと不正注文対策を行ってきました。
一方、注文増加への対応と、巧妙化する不正に対抗していくための施策も検討を重ねており、自社の対策に追加していく形でMCJグループの株式会社マウスコンピューターにて、弊社の不正検知サービスを導入いただきました。
まずは審査件数等に制限はあるものの手軽に導入できる「Fraud Finder」からお使いになり、慣れてきたところで独自の審査ロジックも追加できる「O-PLUX」へと移行されています。
今回は経理部の中島様、渡部様に、不正注文への取り組みについてお話を伺いました。

不正者にとって定番の狙い目、パソコン&パーツ類

貴社で扱っているパソコンや、組み込まれているハイエンドパーツは、今も昔も不正者が狙ってくる商材ですよね。
「はい、ですから弊社では、以前から自社で不正注文への対策は行っておりました。具体的には、自社でブラックリストも整備してきましたし、3Dセキュアやfdecも導入・活用して、あやしい注文はカード会社への属性確認や顧客への架電確認を行ってきました。社内にシステム開発部門もありますので、管理ツールを作成して注文情報を審査していた形です」
自社内でそこまで対策を徹底されている企業はまだまだ少ないと思います。不正の大半は防げていたのではないでしょうか。
「大きな問題なく運用していたのですが、3年ほど前に3Dセキュアに対応していないカードブランドでチャージバックが起きてしまったんです。対策を強化する必要性を感じて、外部の不正検知システムの検討をはじめました。その後不正者の手口も巧妙化してきたのか、年に1、2回ほど直前で出荷を止める不正利用が発生するようになってしまって。
で、色々調べている中でかっこさんの『Fraud Finder』を知ったというところです」
どういった視点で選定を進められたのですか?
「これまでやってきた自社対策にアドオンする形で使えるかどうか、それにより精度や運用面でプラスになるか、という点はもちろんですが、費用が安かったことは大きな魅力でした。カード会社の提供するものは別として、外部の不正対策の仕組みを初めて使うわけで。いきなり大掛かりなものでなくスモールスタートで進められたのは大変良かったです」

マウスコンピューターマウスコンピューター https://www.mouse-jp.co.jp/

ただ「Fraud Finder」だと、審査の際に注文データを管理画面から個別入力するか、csv形式でアップロードするかのどちらかですよね。貴社の規模感だと、作業負担が気になるところです。
「その点は、社内のシステム開発部門に対応してもらいました。Fraud Finderの審査までは自動化し、既存のチェック用画面に審査情報を追加表示するようにしたので運用は変わらず、審査に使う情報が増えたわけです」

先回りの対策で、人員を増やさず審査精度や業務効率を維持向上。

1年ほどFraud Finderをお使いの後、O-PLUXに移行いただきましたがどういったきっかけだったのでしょう。
「審査精度は向上させつつ、作業時間は減らしていきたい、ということですね。注文件数はありがたいことに伸びていまして、先々を考えるとこのままだと審査体制がパンクするかもしれないと感じていました。
また、不正の手口は巧妙化していると思いますが、問題ないお客様は審査せずに販売していくなどメリハリを付けられれば作業にかける時間も増やさなくてすみます。そのためには審査精度向上とともに、当社に特化したカスタマイズもしていきたいと感じていました。
そこで、実はいろいろと不正検知システムを検討しました。結果的には導入企業や導入サイト数など実績の豊富さからO-PLUXを選んだのですが、O-PLUXとFraud Finderは審査エンジンの基本的なところが同じということで、使い勝手になじんでいたことも選定理由の一つでした」
引き続いてのご採用、ありがとうございます!O-PLUXを導入されての使用感などはいかがでしょうか。
「O-PLUX導入にあたっても半年ほどかけて社内で開発を行い、これまでと同じ形で審査を行えるようにしていたため移行はスムーズでした。既存のお客様など、審査の必要がない方はホワイトデータとして活用しているため、手間なども含めて問題はありません。
審査の精度向上という点では、まだFraud FinderからO-PLUXに変えて2ヶ月ほどなので、弊社独自の審査ロジックを加えていくなどのカスタマイズを進めていく段階ですね」

株式会社MCJ 経理部 エキスパート 中島裕滋様(左)株式会社MCJ 経理部 営業経理グループ 渡部弘樹様(右)株式会社MCJ 経理部 エキスパート 中島裕滋様(左)
株式会社MCJ 経理部 営業経理グループ 渡部弘樹様(右)

より活用が深まった段階でのお話も伺えればありがたいです。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

株式会社MCJhttps://www.mcj.jp/

2019年11月27日取材 
※内容は取材時のものです。

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