EC構築・ノウハウ

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ECサイトとは?はじめてでも構築できる方法や成功事例を紹介!

「ECサイトが何なのかよくわからない 」
「どのECサイトを導入すればよいのかわからない」

と考えていませんか。

ECサイトとは、インターネット上で商品やサービスを販売できるサイトです。

ECサイトを導入すれば、これまでよりも多くの顧客から商品を購入してもらえる可能性が高くなります。

とはいえ、どんな種類があり、どのような構築方法があるのかわからない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

  • ECサイトの種類
  • 活用するメリットやデメリット
  • ECサイトの構築方法

の流れで、ECサイトの概要についてまとめて解説します。

また、記事後半では「ECサイトの成功事例」も紹介するので、ぜひ最後までご一読ください!

ECサイトとは

ECサイトとは、インターネット上で商品やサービスを販売できるサイトです。ECサイトには、以下のようなページ作成機能・管理機能があります。

ユーザー側・商品ページ
・商品の注文画面
・マイページ
・問い合わせフォーム
管理者側・IDやパスワードの認証ページ
・受注状況の管理画面
・サイトの基本情報設定ページ
・商品の管理画面
・売上集計ページ

ECサイトに登録した利用者は、商品ページで商品を探します。欲しい商品を見つけたらショッピングカートに入れ、決済を行います。

決済が完了したら、商品を配送する流れです。

なお、メールマガジンの配信や集客用のサービスにも力を入れれば、さらに効率的に売上を伸ばせる可能性があります。

現代では、インターネットの利用者が約9割もいます。これまで実店舗での販売しかしてこなかったのであれば、一度ECサイトの運営を検討してみてはどうでしょうか。

ECサイトは、ビジネスモデルで分けると7種類ある

実際にECサイトを利用する際は、ビジネスモデルに合わせて構築をする方が多いのではないでしょうか。

ここでは、ビジネスモデルの観点から、以下7つの種類を紹介します。

種類特徴
自社独自のECサイト自社商品を販売する
BtoB型企業間取引を行う
DtoC型メーカーが直接消費者に販売する
ショッピングモール型1つのECサイトに複数の店舗がある
越境ECサイト海外向け(主に中国や米国)に販売を行う
CtoC型消費者同士の取引を行う方法で、フリマアプリなどが有名
オムニチャネル型ECサイト、メールやアプリ、SNSなどさまざまな方法で消費者との接点を増やす方法

オリジナルにカスタマイズしてECサイトを構築する場合は、自社独自のECサイトを立ち上げる方法がおすすめです。しかし、他にも取引相手や販売方法によってさまざまな種類があります。

したがって、自社の商品や顧客に合った方法を選ばなければなりません。

ECサイトは、市場規模が年々拡大している

ECサイトは市場規模が年々拡大しています。

経済産業省が取りまとめた電子商取引に関する市場調査の結果によると、物販系分野(ECサイト)の市場規模は12兆2,333億円と、前年よりも21.71%も伸長しています。

EC市場全体を見てみましょう。2020年の19兆2,779億円を2013年の11兆1,660億円と比べると約8兆円も拡大しています。

そのため、今後もECサイトの市場規模は拡大する可能性があります。

なお、ECサイトの運営で重要なのが「商品情報の更新や集客・拡散をどのように進めていくか」といった点です。また、意外な盲点として「クレジットカードの不正利用」や「転売対策」などの不正注文への対策も重要性が増しています。

運用者側の対策が後回しになってしまい、思わぬ不正や情報漏洩などで損害が発生してしまわないよう注意が必要です。

かっこ株式会社では、不正注文への対策として「O-PLUX」を提供しています。

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ECサイトを活用するメリット・デメリット

インターネット上では、商品を販売していない事業者もいるでしょう。では、ECサイトを活用するメリットは何なのでしょうか。デメリットと合わせて紹介します。

ECサイトを活用するメリット

ECサイトを活用するメリットは3つあります。

  1. 24時間365日商品が売れる
  2. 販売員が必要ない
  3. 販売エリアが日本全国に広がる

ECサイトは、インターネット上に店舗があるため、24時間365日いつでも注文を受け付けられます。そのため、営業時間が限られている実店舗と比較すると、多くの商品が売れやすいでしょう。

また、接客をする店員も必要がないため、人件費をそこまで気にする必要がありません。

さらに販売エリアを日本全国に広げられるため、対象になる顧客の数が増え、売上を大きくアップできる可能性があります。

英語や中国語のページも作れれば、海外へ商品を販売することも可能でしょう。

ECサイトを活用するデメリット

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 全国の店舗がライバルになる
  • 集客が難しい

実店舗の場合は、近隣の地域のみがライバルになるため、そこまで競争は激しくありません。

しかしECサイトは、インターネットで同じようにECサイトを運営している会社のすべてがライバルになります。

また、集客も実店舗よりも難しい可能性があります。

たとえば、商品を欲しい人がGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使い、商品名などで検索するケースを想像してみましょう。検索結果に自社のECサイトが表示されなければ、検索流入から商品が売れることはほとんどありません。

検索エンジンの最適化はもちろん、広告やSNSなども含めた集客が必要になるため、集客には専門的な知識や経験が必要です。

ECサイトを構築する方法は?

自社の商品をインターネット上で売りたいと考えていても、どのようにECサイトを構築すればよいのか悩んでいる事業者も多いのではないでしょうか?

自社でECサイトを構築する場合、以下の2つの方法があります。

  1. ECサイト構築サービスを使って構築する
  2. 自社サイトを1から開発する

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

【方法1】ECサイト構築サービスを使って構築する

ECサイトを運営したい経験がない事業者は、ECサイト構築サービスをおすすめします。

一口にECサイトといっても、構築方法はさまざまです。

ECサイト構築サービスは、以下の4種類があります。

ECサイトの構築方法特徴
モール型楽天やAmazonのような有名モールに出店する方法
ASP型クラウド上にECサイトの機能(商品管理や決済機能など)を備えたシステム
オープンソース型公開されているソースコードを使ってECサイトを構築する方法
パッケージ型ECサイトの構築に必要な機能がパッケージ化されたもの

ECサイト構築サービスを使えば、ECサイトを立ち上げる際に必要なものを簡単に用意できます。

  • ショッピングカートや商品管理・顧客管理な機能を簡単に用意できる
  • テンプレートが豊富で、さまざまなデザインのサイトを作れる
  • SNSとの連携
  • ニュース配信や再入荷通知

はじめて利用する事業者であっても、自分好みのECサイトを作れるので、難しくありません。

これらの豊富な機能を無料で使えるサービスも多いため、失敗してもコストを抑えられます。

また、構築するのに30分程度しかかからないため、販売をはじめやすいでしょう。

なお、それぞれの構築方法により、費用や導入のしやすさが異なります。

ECサイトの構築方法費用導入のしやすさ
モール型・初期費用は安い
・ロイヤリティを支払う必要がある
・集客はしやすい
・サポートが受けられる
ASP型・無料〜10万円前後・即日で準備可能
・すでに構築されているシステムを利用するだけ
オープンソース型・費用はかかるが初期費用を抑えることも可能・自社でカスタマイズや管理をする必要がある
パッケージ型・高い・基本的な機能は揃っている
・知識が必要

費用の安さやはじめやすさで考えれば、モール型やASP型がおすすめです。

しかし、カスタマイズや独自性などを重視したい場合は、パッケージ型やフルスクラッチ型を選びましょう。

【方法2】自社サイトを1から開発する

自社で細かいニーズに沿ったシステムを開発したいのであれば、独自ドメインを取得して、自社サイトを1から開発しましょう。

フルスクラッチは自由度が高いため、よりユーザーが使いやすいECサイトを開発できます。

ただし、フルスクラッチはゼロから開発するため、数百万円以上かかることも多いです。さらに、導入までに多くの時間がかかります。

システムが古くなればリニューアルも必要になるため、フルスクラッチするほどカスタマイズ性が必要なのか、よく検討しましょう。

ECサイトの運営で必要な業務とは?

ECサイトの業務は「フロント業務」と「バックエンド業務」に分かれており、以下のような業務があります。

役割業務主な内容
フロント商品企画・顧客が欲しい商品を選定/分析/決定
フロント商品の仕入れや製造・企画した商品の製造
・商品をリリースするまでのスケジュール決め
・仕入れ
フロントECサイトの制作や更新・サイトの制作
・ユーザビリティを高めるデザイン考案
・商品画像や説明の準備
・サイトの更新作業
フロントECサイトの宣伝・SEO(検索エンジンの最適化)対策や各広告による宣伝活動
バックエンド受注管理・顧客に注文を受けた旨の伝達
・出荷準備
バックエンド在庫の管理・在庫のコントロール(品切れ防止)
バックエンド出荷や配送作業・出荷指示からピッキングと梱包
・商品のサイズや特徴から適する配送業者の選定
バックエンドアフターフォロー・クレーム対応
・問い合わせ対応
・顧客のレビュー確認

フロント業務は、商品の企画から準備・ECサイトの宣伝や制作・更新など商品の企画からECサイトの宣伝までを行います。

一方、在庫の管理や受注後の作業などは、バックエンド業務に含まれます。

ECサイトの運営をするためには、商品の企画やマーケティングだけでなく、受注後の作業なども必要です。

ECサイトの事例3つ

多くの企業がECサイトを運営しています。これからECサイトを導入しようと考えている方のなかには、どのような事例があるのか興味がある方もいるでしょう。

そこで、ECサイトを導入し、成功した事例を3つ紹介します。

  • モノタロウ|株式会社MonotaRO
  • LOHACO|アスクル株式会社
  • FABRIC TOKYO|株式会社FABRIC TOKYO

【事例1】モノタロウ|株式会社MonotaRO

株式会社MonotaROは、法人向けに工業用間接資材の販売を行っている企業です。

製造業では、大口での注文が可能な大手企業と比べると、中小企業は納品時期や値段について不便を強いられてきました。

しかし、モノタロウでは発注がネジ1本から可能で、当日出荷・翌日配送が可能なECサイトを展開しています。

その結果、2020年8月にはユーザー数は約490万人を超えるまでに成長しています。

【事例2】LOHACO|アスクル株式会社

アスクルでは、BtoC向けの日用品販売を扱っているECサイト「LOHACO」を展開しています。

LOHACOで買い物をする顧客は、日用品の性質上、定期的にサイトを訪問してまとめ買いを何度も繰り返す傾向があります。

そのため顧客をリピーターにするべく、さまざまな顧客データについて分析を行っているそうです。

  • ペルソナの基本となる基本情報
  • 取引を行う頻度や購入した商品
  • 購入後の顧客の反応(レビューや問い合わせ)

ECサイトを運営すれば、どのような商品ページにすれば購入につながるのか、どのよう経路で購入に至ったのかなどの分析が可能です。

LOHACOではさまざまなデータを分析して施策を行っているため、直近1年で毎月1回以上商品を購入したユーザーが10万人を超えています。

【事例3】FABRIC TOKYO|株式会社FABRIC TOKYO

FABRIC TOKYOは、ビジネスウェアのカスタムオーダーサービスを行う会社で、自社のECサイトも運営しています。

FABRIC TOKYOは流通業者などの他社を介さず、顧客と直接取引(DtoC)を行っているため、DtoCを行っていない他アパレル企業と比較して、高品質なものを同額もしくは低い価格で手に入れられます。

またFABRIC TOKYOでは、受注管理や在庫管理などのシステムを社長やエンジニア自ら開発して運用しています。

加えて、ECサイトの利用者の顧客情報を活用して、それぞれに合ったマーケティングを行っており、2019年には年商10億まで成長しています。

ECサイトの導入を考えるときによくある質問5つ

ECサイトの導入を考えるときによくある質問について回答します。

ECサイトの導入をする前に、疑問点を解決しておきましょう。

▼ECサイトの導入を考えるときによくある質問5つ

  • ECサイトの構築・運用にかかる費用相場は?
  • ECサイトが簡単に作れるサービスはないの?
  • ECサイトの構築・運用を代行してもらうにはどうすればいいの?
  • ECサイトの運営はコンサルなどを活用すべき?
  • ECサイトに集客するにはどうすればいいの?

【質問1】ECサイトの構築・運用にかかる費用相場は?

ECサイトの費用は、構築方法や機能により大きく変わります。

低コストでECサイトの運営をはじめたい場合、EC構築サイトなどを使えば、無料〜10万円ほどの費用で利用できます。

しかし、独自のデザインやコンテンツをしっかり作り込みたいのであれば、100万円以上かかることもあるでしょう。

また、ゼロからすべて制作するフルスクラッチであれば、数百万円以上かかることも多いです。自社の規模や予算などから、ECサイトの構築方法を慎重に検討しましょう。

【質問2】ECサイトが簡単に作れるサービスはないの?

ECサイトを運営したいけど、サイトを作れる社員がいなければ、難しいと考えている方も多いでしょう。

しかし、ECサイトは簡単に作れます。代表的なサービスを挙げると以下の通りです。

特にBASEとSTORESであれば、無料でECサイトを制作できます。最低限の機能は揃っており、即日構築ができます。

すぐにECサイトの運営をはじめたいのであれば、無料のEC構築サイトを検討してみましょう。

【質問3】ECサイトの構築・運用を代行してもらうにはどうすればいいの?

「ECサイトの構築や運用をしたいけど、自社に任せられる人材がいない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

実はECサイトの構築や運用は、個人や制作会社に依頼できます。費用は報酬体系により異なります。

報酬体系相場
月額固定制10万円以内
月額固定制+成果報酬5〜10万円
完全成果報酬売上の5〜10%前後

任せる範囲も選べるので、自社で余裕がない場合は依頼してもよいでしょう。

【質問4】ECサイトの運営はコンサルなどを活用すべき?

ECサイトの運営目的は、売上を上げること。ECサイトを立ち上げても、売上がアップしなければ意味がありません。

この際重要なのが、集客から販売するための戦略です。売上を上げるためには、できるだけ多くのユーザーをECサイトに集客し、購入まで誘導する必要があります。

集客方法や販売方法についてのノウハウがない場合は、コンサルに依頼してもよいでしょう。

【質問5】ECサイトに集客するにはどうすればいいの?

ECサイトで売上を上げるためには、集客をしなければなりません。とはいえ、さまざまな方法があるのに加え、他社との競争にもなるため、簡単ではないでしょう。

代表的な集客方法は以下の3つです。

方法内容
検索エンジンからのSEO集客検索した際に上位表示されるようにコンテンツを充実させたりページを改善したりする
Web広告からの集客サイト内や検索エンジンに広告を貼る
SNSを活用した集客TwitterやInstagramなどのSNSで発信を行い集客につなげる

どの方法で集客するかは、予算や自社のジャンル、利用者などによって異なります。

まとめ:ECサイトを選ぶときは、費用や取引先・商品に合った方法を選ぶのがおすすめ

ECサイトの種類は多く、費用や取引先、自社の商品によって適した方法が異なります。

また構築方法を選ぶ際も、

  • 費用やはじめやすさを優先する
  • カスタマイズ性を優先する

などによって、導入方法が大きく変わります。

自社でECサイトの構築や運用のリソースが足りない場合は、代行業者やコンサルなども活用しましょう。

なおECサイトを導入する際に忘れてはならないのが、不正注文への対応です。

ECサイトで不正注文が発生した場合、返金対応はもちろん、盗まれた商品は戻ってきません。

加えて不正されたことが露見すれば、信用が落ちてECサイトを利用するユーザーが激減してしまう可能性もあります。

不正注文に関して、原因や対策など気になる方は以下の記事を参考にしてください。

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