楽天市場でのECサイト開設がおすすめな4つの理由!楽天で出店する方法や成功事例も紹介

2023.04.02
EC構築・ノウハウ

楽天市場は、日本トップクラスの売上を誇るECサイトです。

加えて、集客力の高さや充実したサポート体制があるため、初心者にもECサイト開設をおすすめできます。

本記事では、

  • 楽天市場でのECサイト開設がおすすめな4つの理由
  • 楽天市場とAmazonやYahoo!ショッピングとの違い
  • 楽天市場でECサイトを開設する方法
  • 楽天市場で成功しているECサイトのデザイン事例3選

などについて解説します。

記事の後半では、「楽天市場でECサイトを成功させる3つのポイント」も紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。

なお、ECサイトの概要や種類、メリット・デメリットなどを先に知りたい方は、下記記事をご覧ください。

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楽天市場でのECサイト開設がおすすめな4つの理由

楽天市場でのECサイト開設がおすすめな理由は、大きく次の4つです。

  • 集客力が高い
  • 流通金額が増加傾向にある
  • イベント・キャンペーンが多い
  • サポート体制が充実している

ひとつずつ見ていきましょう。

【理由1】集客力が高い

楽天市場は、Amazonと並んで日本トップクラスの売上を誇るECモールです。

2023年度の楽天の国内EC流通総額は約6兆円、Amazonの売上高は約3兆6000億円でした。

※参考:「楽天グループ株式会社」

※参考:「米国証券取引委員会」

この数字にはECサイト以外の売上も含まれているため、どちらの売上高のほうが大きいかはわかりませんが、日本のEC市場は楽天とAmazonの2強状態です。

楽天は、CM広告や定期的なセールによって認知度を高めており、楽天会員ID数は1億3,000万に達します。

また、楽天グループでは

  • 楽天トラベル
  • 楽天モバイル

など、さまざまなサービスを展開しており、他のサービスを利用しているユーザーも楽天市場に訪れます。

このように、高い集客力を持つ楽天市場に出店できることは、ECサイト運営者にとって大きなメリットです。

【理由2】流通金額が増加傾向にある

「楽天市場」を含む楽天グループは、現在も流通総額を伸ばしています。

2022年に5兆円を達成し、2023年には6兆円を超えました。

現在も流通総額が増加傾向にあるため、うまくサイト運営ができると自社の売上向上を期待できます。

【理由3】イベント・キャンペーンが多い

楽天市場では、年に4回ほどおこなわれる「楽天スーパーセール」や毎月のように開催される「お買い物マラソン」など、さまざまなイベント・キャンペーンが実施されています。

これらのイベントでは、セール品や楽天ポイントの獲得を狙って多くの人が楽天市場に訪れるため、売上を拡大させるチャンスです。

【理由4】サポート体制が充実している

楽天市場は、各店舗ごとに専属のコンサルタントがつくなど、サポート体制が充実しています

次のように、出店前から運営開始後までネットショップに詳しいスタッフがサポートするため、初めてサイトを開設する人にとっても心強い存在です。

【楽天市場のネットショップ運営サポート】

  • 出店前:新規出店窓口
  • ページ作成時:店舗オープンアドバイザー
  • 運営開始後:ECコンサルタント

また、学習ポータルサイト「楽天大学」では、ネットショップのマーケティングノウハウを無料で学べます

このように、楽天市場で成功するためのサポートが充実していることも大きなメリットです。

【比較】楽天市場と他のECモールとの違い

楽天市場と、他のECモールとの違いを解説します。

  • Amazonとの違い
  • Yahoo!ショッピングとの違い
  • 番外編:自社型ECサイトとの違い

自社に合うECモールを選ぶ際の参考にしてください。

Amazonとの違い

楽天市場のほうが差別化しやすい

楽天市場とAmazonの大きな違いは、楽天市場が「出店方式」であるのに対し、Amazonは「出品方式」であることです。

Amazonでは多くの場合、すでにある商品ページに出品するため、商品画像や文章などで他社と差別化することができません。

加えて、価格が安いショップから販売されるため、価格競争になりがちです。

一方で、楽天市場は出店方式なので、商品ページの画像や文章を工夫することで他社との差別化ができます。

Amazonのほうが低コストで始められる

Amazonに出品する場合、FBA(Fulfillment By Amazon)という配送代行サービスにより、受発送業務、顧客対応などを代行してもらえます。

月額のランニングコストも数千円からと、あまり多くのコストがかかりません。

一方で、楽天市場はランニングコストが最低でも数万円以上かかります。

受発注や配送業務も、自社でおこなわなければなりません。

また、出店するための審査が厳しいのも楽天市場の特徴です。

裏を返すと、出店までのハードルを高く設定することで、お客様が安心して買い物するための環境づくりを心掛けているとも言えます。

料金の比較

楽天市場 Amazonマーケットプレイス
【出店料(月額)】

  • がんばれ!プラン:25,000円(年間一括払)
  • スタンダードプラン:65,000円(半年ごとの2回分割払)
  • メガショッププラン:130,000円(半年ごとの2回分割払)
【出品プランごとの料金】

  • 小口出品:1商品が販売されるごとに100円
  • 大口出品:月額4,900円
【システム利用料】
下記3点で設定されており、売上の2〜7%

  • パソコン経由かモバイル経由か
  • プラン
  • 月間販売額
【システムサービス利用料】

  • 楽天ポイント:売上の1%
  • モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:売上の0.1%
  • 楽天スーパーアフィリエイト(設定した場合):複雑なため、公式サイトを参照ください。
【販売手数料】
商品ジャンルで設定されている。商品価格の8〜45%(ほとんどの商品は8〜15%)
【R-Messe利用料】
プランごとに、月額3,000〜5,000円
【楽天ペイ(楽天市場決済)】
平均決済単価と月間決済高により、2.5〜3.5%に設定されている
【FBA配送代行手数料】
重量や寸法によってさまざま。
例:FBA小型軽量商品プログラム

  • 寸法が25cm x 18cm x 2.0cm以内かつ重量が250g以下:1商品当たり193円。
  • 寸法が35.0cm x 30.0cm x 3.3cm以内かつ重量が1kg以下:1商品当たり205円。
【その他コスト】

  • 商品の在庫管理
  • 受発注業務
  • 発送
  • 返品対応 など

Amazonマーケットプレイスの特徴やメリット・デメリットに関しては、下記記事で詳しく解説していますのでご参照ください。

Yahoo!ショッピングとの違い

Yahoo!ショッピングは、楽天市場と同様に「出店方式」です。

特徴的なのは、初期費用・月額費用・売上ロイヤリティが無料であることです。

したがって、出店方式ではあるものの低コストで出店できます。

一方で、集客力では楽天市場に及びません。

  • 出店時のコストを重視するなら「Yahoo!ショッピング」
  • 集客力を重視するなら「楽天市場」

など、自社が求めるものも考慮しつつ適したECモールを選ぶことが大切です。

なお、「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」の料金比較は、次のとおりです。

楽天市場 Yahoo!ショッピング
【出店料(月額)】

  • がんばれ!プラン:25,000円(年間一括払)
  • スタンダードプラン:65,000円(半年ごとの2回分割払)
  • メガショッププラン:130,000円(半年ごとの2回分割払)
  • 初期費用:無料
  • 月額システム利用料:無料
  • 売上ロイヤルティ:無料
【システム利用料】
下記3点で設定されており、売上の2〜7%

  • パソコン経由かモバイル経由か
  • プラン
  • 月間販売額
【システムサービス利用料】

  • 楽天ポイント:売上の1%
  • モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:売上の0.1%
  • 楽天スーパーアフィリエイト(設定した場合):複雑なため、公式サイトを参照ください。
【原資の負担】

  • ストアポイント原資負担:1〜15%(1%は必須)
  • キャンペーン原資負担:1.5%必須
  • アフィリエイトパートナー報酬原資:1〜50%(1%は必須)
【R-Messe利用料】
プランごとに、月額3,000〜5,000円
【アフィリエイト手数料】
アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
【楽天ペイ(楽天市場決済)】
平均決済単価と月間決済高により、2.5〜3.5%に設定されている
【ストア決済サービス手数料】
決済方法によって異なる。

  • PayPay残高払い:決済金額の3.0%(税別)
  • クレジットカード決済:決済金額の3.24%(非課税)*PayPayカード(株)発行カードは決済金額の3.0%
  • PayPayあと払い:決済金額の3.0%(税別)
  • ゆっくり払い:決済金額の3.24%(税別)
  • モバイル支払い(キャリア決済):決済金額の4.48%(税別)
  • コンビニ決済:150円/件〜300円/件(税別)
  • 銀行振込決済(ペイジー):150円/件(税別)
【その他コスト】

  • 商品の在庫管理
  • 受発注業務
  • 発送
  • 返品対応 など
【その他コスト】

  • 商品の在庫管理
  • 受発注業務
  • 発送
  • 返品対応 など

番外編:自社型ECサイトとの違い

楽天市場に出店するのと自社型ECサイトで出店する場合を比較すると、大きな違いは「集客力」です。

自社型ECサイトの場合は自社で集客をおこなう必要があるため、利益が出るまで数ヵ月から数年かかる可能性があります。

また、出店の際にサイト構築などの初期費用が必要です。

一方で、集客が安定すれば販売手数料などが不要な分、高い利益を得られる可能性があります。

楽天市場 自主型ECサイト
初期費用・コスト 数十万円程度 数十万円から数千万円
集客 ほぼ不要 自社か委託
システム利用料 数%の支払が必要 不要
利益率 他社が扱っていない商品であれば、高くできる。他社と同じ商品の場合、価格競争になりやすい 自由にブランディングできるため高くできる
短期の展望 早めに利益が生まれる可能性がある 利益が出るまで数ヵ月から数年以上かかる場合もある
長期の展望 薄利多売が続きやすい SEOやSNSなどで集客が安定してブランディングに成功すれば、多くの利益を得られるようになる

なお、下記記事では、自社でECサイトをおこなうメリット・デメリットや構築方法などを解説しています。

ECサイトで利益を上げたい方は、ぜひご覧ください。

楽天市場でECサイトを開設する方法は大きく2つ

楽天市場でECサイトを開設する方法は、大きく次の2つです。

  • 自社で作成する
  • 制作会社へ委託する

結論からお伝えすると、クオリティを重視するなら制作会社への委託がおすすめです。

詳しく見ていきましょう。

【方法1】自社で作成する

1つ目は、RMS(​Rakuten Merchant Server​)と呼ばれる店舗構築ツールを使用して自社で作成する方法です。

テンプレートが用意されているため、専門的な知識がなくても店舗ページを制作できます。

ただし、自社での制作は時間がかかるうえ、プロに依頼する場合と比較してクオリティが下がってしまいがちです。

【方法2】制作会社へ委託する

2つ目は、楽天市場でのECサイト制作に精通した会社へ委託する方法です。

プロに委託することで、ページ制作にかかる時間を削減できるだけでなく、クオリティの高い店舗ページが作れます。

実際、楽天市場に出店している多くのサイトは、制作会社が作ったものを使用しています。

クオリティ面で他社と差別化するためにも、制作会社への委託がおすすめです。

楽天で出店!ECサイトの作り方5ステップ

楽天市場でECサイトを作る流れは、大きく次の5ステップです。

【5ステップ!楽天ECサイトの作り方】

  1. プランを選択する
  2. 専用フォームから出店申込をおこなう
  3. 出店料を支払う
  4. 店舗ページを作成する
  5. 店舗運営を開始する

専用フォームから申し込む際は、店舗運営責任者の情報や取り扱うジャンルなどを入力します。

申込後は「出店審査」がおこなわれ、楽天市場へ出店したあとも「開店前審査」を通過しなければなりません。

また、楽天市場には下記3つのプランがあります。

  1. がんばれ!プラン:25,000円(年間一括払)
  2. スタンダードプラン:65,000円(半年ごとの2回分割払)
  3. メガショッププラン:130,000円(半年ごとの2回分割払)

どのプランが自社に合うかは、公式サイトでシミュレーションして判断しましょう。

【参考】楽天市場で成功しているECサイトのデザイン事例3選

楽天市場には、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」という表彰制度があります。

ユーザーの投票数・売上・売上の成長率・注文件数などから、年間のベストショップを選ぶ制度です。

本章では、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」で上位を獲得した下記3つのショップを成功事例として紹介します。

  1. アルペン楽天市場店
  2. サプリ専門SHOP シードコムス
  3. イーザッカマニアストアーズ

自社でサイト開設する際の参考にしてみてください。

【事例1】アルペン楽天市場店

楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2022で、総合1位に輝いたのが「アルペン楽天市場店」です。

まるで自社ECサイトかのような、すっきりと見やすいレイアウトが大きな特徴です。

※引用:アルペン楽天市場店

楽天市場には、画面全体にところせましと広告を並べているショップもありますが、それらとは対照的なレイアウトになっています。

【事例2】サプリ専門SHOP シードコムス

「サプリ専門SHOP シードコムス」は、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーでたびたび受賞されるサイトです。

ショップ内には、とても見やすくてわかりやすい、ブロック型の広告が並べられています。

※引用:サプリ専門SHOP シードコムス

また、悩み別に商品を検索できるページもあり、ユーザーの使いやすさを重視していることが垣間見えます。

【事例3】イーザッカマニアストアーズ

楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2022で、総合8位に輝いたのが「イーザッカマニアストアーズ」です。

アパレルを扱っていることもあり、モデルの写真が豊富でデザイン性の高いショップページが特徴です。

※引用:イーザッカマニアストアーズ

また、アイテム別やブランド別・価格別などで商品を検索しやすい点も参考になります。

楽天市場でECサイト運営を成功させる3つのポイント

楽天市場でECサイトを成功させるポイントは、大きく次の3つです。

【楽天ECサイト運営を成功させる3つのポイント】

  1. 商品ページでわかりやすく情報を伝える
  2. SEO施策などのマーケティング施策に取り組む
  3. キャンペーン企画を活用する

ユーザーの多くは、楽天市場内で商品を検索します。

そのため、自社の商品ページを狙った検索ワードで上位表示させる「楽天SEO」への取り組みが重要です。

自社商品が売れる検索ワードや注目キーワードを、商品説明文に盛り込みましょう。

また、有料のRPP広告(楽天市場内での検索連動型広告)をおこなうことで、上位表示してもらえます。

楽天市場でECサイトを開設する際は不正対策も欠かせない

楽天市場でECサイトを開設する際は、不正対策が欠かせません。

楽天アカウントのIDとパスワードが盗まれることで、楽天ポイントが他人に悪用される被害事例も発生しています。

他人の楽天ポイントを使い、商品をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は28日までに、詐欺の疑いで、いずれも中国籍で30代の男3人を再逮捕した。

同課によると、3人は、埼玉県蕨市の会社員鄭明容疑者(31)ら。昨年5月、29都府県と英国の83人のポイントを不正使用し、埼玉県と東京都のドラッグストアやコンビニで、コンドーム約1300点や目薬など計約150万円分を支払ったとみられる。

3人は詐欺グループのメンバーで、中国にいる指示役から他人の楽天アカウントのIDやパスワードを伝えられて商品の購入を指示され、転売役に渡したとみて、同課が調べている。

※引用:Yahooニュース

このような被害を防ぐために、楽天グループでも「不正ログイン対応」や「各種認証の取得」などに取り組んでいます。

※参考:楽天グループ取り組み

しかし、不正集団の手口は日々巧妙化しているのが現状です。

不正被害から顧客と自社を守るためにも、ECサイト運営者は上記の楽天グループの取り組みに加えて、より専門的な不正対策をおこなうことが重要です。

たとえば、かっこ株式会社では、ポイントの不正利用対策もできる不正検知サービス「O-PLUX」を提供しています。

独自のデバイス情報・操作情報を駆使した不正判定により、不正アクセスを防ぐだけではなく、どのくらい不正アクセスがあるかの現状を可視化することも可能です。

トライアル導入もできる「O-PLUX」の詳細が気になる方は、下記の画像をクリックのうえ資料をダウンロードしてください。


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まとめ

楽天市場でのECサイト開設がおすすめな理由や、他のECモールとの違いなどを解説しました。

楽天市場には次のような特徴があるため、初心者にもECサイト開設をおすすめできるモールと言えます。

  1. 集客力が高い
  2. 流通金額が増加傾向にある
  3. イベント・キャンペーンが多い
  4. サポート体制が充実している

楽天市場でECサイトを成功させるポイントは、大きく次の3つです。

  1. 商品ページでわかりやすく情報を伝える
  2. SEO施策などのマーケティング施策に取り組む
  3. キャンペーン企画を活用する

楽天の集客力を活用しながら、ECサイト運営を成功させましょう。

なお、楽天ポイントの不正利用も報告されていることから、ECサイト運営には不正対策が欠かせません。

下記記事では、楽天ポイントが不正利用される理由や具体的な対策などを紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

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