不正アクセスを防止する具体的な方法はあるのでしょうか?
この記事では、そもそも不正アクセスとはどういったものなのかという基本的な部分から、今すぐ実行できる対策までご紹介します。
なお、不正アクセスの種類やリスク詳細はこちらの記事もぜひご覧ください。
目次
不正アクセスとは
「不正アクセス」とは、サイバー攻撃の1つで、
- 本来アクセス権がない者からのアクセス
- 事業者が禁止している方法でのアクセス
などを指します。
手口としては、
- 不正なログイン・アカウントの乗っ取り
- Webサイトの脆弱性をねらったもの
- マルウェアによる攻撃
などが挙げられます。
メディアやニュースで取り上げられる「なりすまし」も不正アクセスの1つです。
参考:企業ができる不正アクセス対策などは以下記事をご参照ください。
防止できなかった場合は?不正アクセスの被害事例
仮に不正アクセスを防げなかった場合、どのような被害が起きるのでしょうか?
アクセスされた情報やサーバーにもよりますが、一例としては、
- SNSが乗っ取られてしまう
- 機密データが流出してしまう
- 通販サイトで商品を不正に購入されてしまう
- ポイントを不正者に利用されてしまう
- 不正送金が行われてしまう
といったものが考えられます。
また、流出した情報の持ち主(ユーザー)が、他のサービスやサイトで同じIDやパスワードを使用していた場合、そちらにアクセスされてしまう可能性も高まります。
こういった状況から、不正アクセスは被害発生前に対策・防止する必要があるのです。
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不正アクセスを防止する4つの方法
では、不正アクセスを防止する方法はどういったものがあるのでしょうか。
この記事では効果が見込める4つの方法をご紹介します。
1.サーバー上のソフトウェア更新
まずソフトウェアの状況は常に最新に保ちましょう。
WindowsやAdobe製品などのソフトウェアも含め、アップデートを行うとセキュリティ状態を最新に保てます。
不正アクセスの防止はもちろん、ウイルス感染のリスクも軽減できます。
2.サーバー上の不要なサービスを停止
そしてサーバー上の不要なサービスはできる限り停止しましょう。
必要なものだけを管理すれば、不正者が狙える脆弱性のある部分を減らすことができます。
3.不正対策製品の導入
不正対策製品の導入も効果的です。
不正対策製品にも種類がありますので、今回は
- SQLインジェクション対策
- 認証サービス
- 不正検知システム
の3つをご紹介します。
SQLインジェクション対策
SQLインジェクションとは、システムのセキュリティにある不備を利用し、SQL文を実行させ、不正に操作する攻撃方法です。
このSQLインジェクションへの対策として
- SQL文を成立させないエスケープ処理を行う
- 脆弱性を狙った攻撃を検知するシステムの導入を行う
- 脆弱性診断サービスなどを使い定期的に有無をチェックする
といったものが挙げられます。
こちらもファイアウォールおよびIDS/IPSと同じく、機能を兼ね備えた不正検知システムを探す方が効率的です。
認証サービス
認証サービスの導入も効果的です。
ログイン時にID・パスワード以外の方法で認証を行うことで、仮に情報が流出していたとしても不正アクセスされる可能性を抑えられます。
しかし、すべてのユーザーに複雑な認証を求めてしまうと、利便性が低くなるというデメリットもあります。
そこで、不審なアクセスのみに追加で認証を求められる不正検知システムを導入する事業者もいます。
不正検知システム
不正検知システムとは取引データや各サービスのノウハウから不正を検知するツールです。
詳細は各サービス毎に異なりますが、現状、不正アクセスの防止にはこの不正検知システムの導入が効果的です。
例えば当サイトを運営するかっこ株式会社の「O-MOTION」は不正をリアルタイムで検知することが可能。
端末を独自の技術で特定管理し、ユーザーの操作情報から不正傾向を判定します。
正常なユーザーは今までと変わらず、不審なアクセスのみを検知できるため、UI/UXとセキュリティのバランスをとった対策が行えるのも魅力です。
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4.社内のリテラシー向上
リモートワークやスマートフォンの導入により、社外にID・パスワードなどの情報を持ち出すケースが増えています。
そこを狙った不正者もいるため、社内のリテラシー向上も不正アクセス対策に必要です。
具体的には、社外への持ち出しが多いモバイル端末に、ユーザ名やパスワードを記憶させないようにしましょう。
モバイル機器を紛失した場合は、すぐにユーザ認証情報を変更することで不正アクセスの危険から情報を守れます。
いざという時にどういった対応をするか、社内フローを決めておくのもおすすめです。
補足:サイバー攻撃の対策として効果が見込めるファイアウォールおよびIDS/IPS
補足ですが、弱性やDDosに対する防御策としてファイアウォールおよびIDS/IPSを耳にした方もいるかと思います。
ファイアウォールとは、インターネットなどの外部ネットワークから、社内など限定された内部ネットワークへのサイバー攻撃を防止するシステムです。
IPアドレスやポートといったアクセス先を元に、サイバー攻撃かを判別します。
IDS(Intrusion Detection System)とは、不正侵入検知システムのことです。
不正な通信やホストへの侵入、ファイルの改ざんなど、不正な侵入かどうかをアクセスの内容から検出し、管理者へ通知を行います。
ファイアウォールとの違いは、IPアドレスやポートといったアクセス先を元にするのか、アクセスの内容から検出するのかという点です。
IPS(Intrusion Prevention System)とは不正侵入防止システムのことです。IDSが不正なアクセスの検知や通知を行い、不審であると判断された場合はIPSが侵入を遮断します。
ファイアウォールとIDS/IPSは守備範囲の異なるセキュリティです。どれも不正アクセスの防止に役立ちます。
しかし、1つ1つ導入しようとすると大変ですから、ファイアウォールおよびIDS/IPSはこれらを利用している不正検知システム(順を追って解説)を探す方が現実的です。
ファイアウォールとIDS/IPSに関して、以下の記事では漫画でわかりやすく解説しています。より詳しく知りたいという方はこちらの記事もご覧ください。
不正アクセス対策には不正検知システムの導入が効果的
不正アクセスの対策方法をいくつかご紹介しましたが、中でもおすすめなのが不正検知システムの導入です。
不正検知システムは各サービス毎に提供内容が違うため一概には言えないのですが、
- 不正をリアルタイムで検知できる
- 不審なアクセスのみ対処し通常のユーザーには変わらず利用してもらえる
- 大量のアクセスでも高精度で検知できる
- 導入しているという点で不正者を遠ざけられる
といったメリットがある場合が多く、効果的な不正アクセス対策が見込めます。
前もって対策することで被害を発生させない運営を
不正アクセスが発生してしまうと
- SNSが乗っ取られてしまう
- 機密データが流出してしまう
- 通販サイトで商品を不正に購入されてしまう
- ポイントを不正者に利用されてしまう
- 不正送金が行われてしまう
といった被害が考えられます。
さらユーザーからの信頼も失うことになり、企業としては大きな損失です。
したがって、事業者としては前もって対策し、被害を発生させない運営を行うことがポイントです。
その対策として不正検知システムをおすすめしましたが、その中でどれがいいかご検討中の方は当サイトを運営するかっこ株式会社の「O-MOTION」もぜひご覧ください。
「O-MOTION」は、端末情報による独自解析とパソコンの操作情報などを使い、不正取引や不正行為を検知できるシステムです。以下のリンクから詳細が確認できますので、お役に立てば幸いです。
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