「セキュリティが整備されているクレジットカードの特徴は?」
「カードを不正利用されたくない!」
などと思っていませんか?
実はクレジットカードは世界に1,500種類以上のものがありますが、皆さんが知っている・聞いたことのあるカードは基本的に安全に利用できます。
ここでいう「安全に」というのは、カード会社やブランドが情報漏洩の危険やナンバーレス対応できているか、ということを指しています。
この記事では、セキュリティが充実しているカードの特徴をお伝えするので、これを参考にクレジットカードを選んでみましょう。
なお、クレジットカードに関する調査などのお役立ち資料は以下のボタンからダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください!
目次
セキュリティが充実しているクレジットカードの特徴5つ
クレジットカードを不正利用されないためには、セキュリティが充実しているクレジットカードを選ぶことが重要です。
1,500種類のクレジットカードの中でも、セキュリティが整っていないカードを利用することは情報漏洩・不正利用される危険性が高くなります。
特に「初めて聞く」「友人から紹介された」「怪しい」クレジットカードが安全かどうかは以下の特徴がすべて備わっているかをチェックして、利用するかどうかの判断をしましょう。
- ナンバーレスカードに対応している
- 不正利用モニタリングをしている
- カード利用通知がある
- 本人確認認証がある
- タッチ決済ができる
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
【特徴1】ナンバーレスカードに対応している
ナンバーレスカードとは、カードの表面や裏面に「会員番号・有効期限・セキュリティコード」が表記されていないカードのことです。
ナンバーレスカードにすることで、不正者にカード情報を盗み見されて不正利用されるリスクが低くなります。
よって、ナンバーレスカードはセキュリティ性が高いカードであると言えます。
【特徴2】不正利用モニタリングをしている
不正利用モニタリングをしてくれるカードとは、不正利用検知システムを利用して不審なカード利用がないかを監視してくれる機能が搭載されているカードのことです。
もし不審なカード利用を発見した場合は、カード会社から「本当にあなたがカードを利用しましたか?」と連絡をしてくれます。
カードの不正利用は自分では気付きにくいので、このように不正利用をモニタリングしてくれるカードはセキュリティ性が高くておすすめです。
【特徴3】カード利用通知がある
クレジットカードで決済を行ったら、メールなどで利用したことを通知してくれるカードがあります。
もし身に覚えがない利用通知が来たら、そこでカードの不正利用に気づくことができます。
利用通知してくれるカードを持っていれば、一早く不正利用に気づくことができて対処できるので、被害を最小限に抑えることができるでしょう。
【特徴4】本人認証サービスがある
本人認証サービスとは、利用者が事前に登録した「認証情報」を決済時に入力し、本人確認がおこなわれる仕組みです。
このように、本人認証サービスではカード所有者本人しか知らない情報を正しく入力しないとカード決済ができません。
よって、本人認証サービスを導入しているカードは、セキュリティ性が高いカードであると言えます。
以下の記事では、本人認証サービスについて詳しく解説していますので本記事と併せて参考にしてください。
【特徴5】タッチ決済ができる
タッチ決済とは、クレジットカードを専用端末にかざすだけで支払いが完了する決済方法です。
タッチ決済では、暗証番号を入力する必要がないので店員や他の顧客に盗み見される心配がありません。
今ではタッチ決済ができる店舗も多いので、面倒な手間を省きながら安全性を確保できるタッチ決済対応のクレジットカードを選ぶようにしましょう。
クレジットカードの情報はどこから漏れる?
クレジットカードの不正利用が増え続けていることで、どこからカード情報が漏れてしまっているのか疑問を持つ方も多いでしょう。
カード情報が漏れてしまう原因として、
- カードの紛失・盗難
- パソコン画面を盗み見される
- 詐欺サイトにカード情報を入力
- 企業やネットショップからの情報漏洩
などがあります。
ちょっとしたミスや不注意によるケースもあるので、大事なカードは落とさないようにし、公共施設でパソコンを開く時には最新の注意を払うようにしましょう。
クレジットカードを不正利用された時の対処法3つ
クレジットカードを不正利用された時は、早急に対処法を行い、これ以上カードを不正利用されないようにしなければいけません。
カードを不正利用された時の対処法は3つです。
- カード会社に連絡してカードを利用停止にする
- 警察に被害届を提出する
- 利用明細で他に不正利用の形跡がないか確認する
以下で、それぞれ詳しく解説していきます。
1. カード会社に連絡してカードを利用停止にする
クレジットカードの不正利用に気づいたら、まずは早急にカード会社に連絡してカードを利用停止してもらいましょう。
カードの利用停止から新しいカードを発行してもらうまで、全てカード会社が行ってくれます。
これ以上カードを不正利用されないためにも、早急な対応が重要になってきます。
2. 警察に被害届を提出する
クレジットカードを不正利用された時は、警察に被害届を出すことを忘れないようにしましょう。
警察に被害届を出していないと、カード不正利用分の代金請求をカード会社に行えません。
もし、カードの不正利用かどうか分からない場合は、「消費者ホットライン188番」に相談してみましょう。
3. 利用明細で他に不正利用の形跡がないか確認する
クレジットカードの利用停止や警察への被害届の提出が完了したら、利用明細の中で他に不正利用の形跡がないか確認しましょう。
なぜならば、翌月のカードの利用明細にも不正利用分が記載される可能性もあるからです。
カードの利用明細は毎月確認するようにして、不正利用に一早く気づいて対処できるようにしましょう。
クレジットカードが本当に不正利用されたかを確認する4つの方法
クレジットカードが本当に不正利用されたかを確認する方法を知っておけば、もしカード不正利用の被害に遭ってもすぐに対応することができます。
カードの不正利用かを確認するポイントは4つです。
- カード利用明細の内容に身に覚えがあるか
- 家族が利用した形跡はないか
- 利用したお店とカード明細上の記載が合っているか
- 最近注文をキャンセルしたことがないか
それぞれ詳しく解説していきます。
【確認1】カード利用明細の内容に身に覚えがあるか
まずは、カードの利用明細の内容全てに身に覚えがあるかどうかを確認しましょう。
もし身に覚えがない請求があった時は、以下のポイント2~4の内容で確認してみてください。
それでも購入した覚えがない請求が載っていたら、カード不正利用の可能性が非常に高いでしょう。
【確認2】家族が利用した形跡はないか
家族カードを作っている場合、家族が知らない間にカードを利用している可能性もあります。
カードの利用明細に身に覚えがない請求があった時は、家族カードを持っている家族に聞いてみましょう。
【確認3】利用したお店とカード明細上の記載が合っているか
利用したお店と明細上の記載が合っているかも確認しましょう。
もし、利用したお店と明細上の記載が違っていたとしても、その全てが不正利用だとは言い切れません。
なぜならば、ショッピングモールやガソリンスタンドなど、利用した店舗名ではなく商業施設名や運営会社名が記載されることもあるからです。
【確認4】最近注文をキャンセルしたことがないか
最近注文をキャンセルしたことがないかも確認しましょう。
もし、最近注文をキャンセルしたことがある時は、キャンセル分がカード明細に残ったままになっている可能性もあります。
キャンセルしたのにカード明細に記載されている場合は、念のためキャンセルした店舗に連絡を入れて確認してみましょう。
クレジットカードの不正利用は補償してもらえるの?
クレジットカードを不正利用された時に、一番気になるのが不正利用された分の代金を補償してもらえるかどうかです。
基本的には、カードの不正利用が認められれば、不正利用された分の代金は全額補償されます。
以下の表では、大手クレジットカード3社の補償内容を紹介します。
クレジットカード会社名 | 補償内容 |
---|---|
三井住友カード | ※三井住友カードは、損害の発生がカードの利用停止の手続きをした日の60日前までの利用について補償されます |
dカード | ※dカードは、クレジットカードの不正利用された旨の届け出日から遡って90日前までの利用について補償されます |
セゾンカード | ※セゾンカードは、クレジットカードの不正利用があった旨の連絡をした日を含めて61日前まで遡った利用分が補償されます |
他にも、使用している方が多いイオンカードやJCBカード、楽天カードなどでもクレジットカードの不正利用があった時は補償してもらえます。
ここで気を付けてもらいたいのが、それぞれのカード会社によって補償期間が決められていることです。
補償期間を過ぎてしまうと補償対象外になってしまうので、定期的にカードの利用明細をチェックして、不正利用を発見したらすぐにカード会社に連絡するようにしましょう。
補償対象になる場合とならない場合
カードが不正利用されたと思っても、補償してもらえないケースもあります。
カード会社それぞれで補償についての規定は違いますが、ほとんどのカード会社は以下の場合を補償対象・補償対象外としています。
補償対象になる場合 | ・不正利用が事実だと判断 ・決められた補償申請期限内 |
---|---|
補償対象にならない場合 | ・決められた補償申請期限を過ぎた ・家族や代理人による不正利用 ・カード所有者の故意または重大な過失が原因の損害 ・不正利用が虚偽の場合 ・戦争や自然災害など著しい秩序の混乱中に生じた損害 |
他にも、カードの裏面にサインをしていない場合や、暗証番号を入力する決済取引を行った場合は補償対象にならない可能性もあります。
詳しくは、各カード会社に問い合わせてください。
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クレジットカードの不正利用を防ぐために
ここまで、クレジットカードを持つデメリットをご紹介しました。
中でも5つ目の不正利用は、誰しもが巻き込まれる可能性があります。
そこで、ここからはクレジットカードの不正利用を防ぐための対策を3つご紹介します。
- 認証情報の適切な管理を行う
- 認証情報の入力を慎重に行う
- カード利用履歴を確認する
それでは詳しくみていきましょう。
認証情報の適切な管理を行う
1つ目はクレジットカード番号やセキュリティコードなどの認証情報を適切に管理することです。
カード自体の盗難やスキミングによる、不正利用の被害もありますが、クレジットカードの認証情報が漏えいしたことによる不正利用被害も発生しています。
そのようなカード情報はダークウェブにて販売され、他の犯罪に二次転用されてしまいます。
ダークウェブについて詳しく知りたい方はこちらの記事ご覧ください。
認証情報の入力を慎重に行う
2つ目は認証情報の入力を慎重に行うことです。
メールやSMSなどを通じて偽サイトにて認証情報を盗み取る「フィッシング」が広く盛んに行われています。
フィッシングの対策について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
クレジットカードの利用履歴を確認する
3つ目は、クレジットカードの利用履歴を確認することです。
クレジットカードの不正利用に、利用履歴を確認したことで気が付くケースが多く存在します。
クレジットカードの不正利用を防ぐためにも、怪しい・心当たりのない利用履歴がないか毎月確認するようにしましょう。
クレジットカードの不正利用についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
その他、クレジットカードの基本的な知識は以下の記事にまとめています。
まとめ
以上、安全に使えるクレジットカードについての特徴とクレジットカードが不正利用された場合の対処法について説明しました。
クレジットカードは1,500以上の種類がありますが、日本で聞きなじみのあるクレジットカードであったり、「VISA」や「Master」などの大手国際ブランドが発行しているカードであれば基本的に安全に利用できます。
このほかに、「初めて聞く」「友人から紹介された」「怪しい」クレジットカードが安全かどうかは以下の特徴がすべて備わっているかをチェックして、利用するかどうかの判断をしましょう。
- ナンバーレスカードに対応している
- 不正利用モニタリングをしている
- カード利用通知がある
- 本人確認認証がある
- タッチ決済ができる
また、クレジットカードを不正利用された場合は、すぐに対処しましょう。
- カード会社に連絡してカードを利用停止にする
- 警察に被害届を提出する
- 利用明細で他に不正利用の形跡がないか確認する
クレジットカードは便利でオンラインショッピングも楽しめるツールですが、リスクもあるので、きちんと安全管理をして利用しましょう。
なお、クレジットカードに関する調査などのお役立ち資料は以下のボタンからダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください!