「メルカリでの不正行為とは何?」
「メルカリで不正行為を見つけたらどうすればいい?」
など、メルカリ利用者なら一度は疑問に思ったことがありませんか?
メルカリでは、不正行為に該当することを公式HPなどで掲載していますが、実際に全て把握している人は少ないです。
しかし、悪気がなかったとしても不正行為をしてしまえば、アカウント停止などの厳しい措置が下されます。
この記事では、
- メルカリでの不正行為について
- メルカリで不正行為を見つけた時の対処法
- メルカリで買ってはいけないもの
などを解説していきます。
本記事を一読することで、知らない間に不正行為に加担または不正の被害者になることを防ぐことができるでしょう。
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メルカリでの不正行為とは?
メルカリでの不正行為とは、簡単に言えばメルカリが示しているルールに違反することです。
メルカリが示している不正行為はいくつかありますが、全てを把握できている人は少ないでしょう。
知らない間に不正行為に加担することがないように、メルカリの不正行為について以下で紹介していきます。
【不正行為1】メルカリが禁止としているものを出品
メルカリでは、公式HPで禁止されている出品物一覧を掲載しています。
禁止されている出品物が確認された場合は、利用制限等の措置を取る場合があると明記しています。
中には、法律で販売が禁止されている項目もあり、犯罪行為と見なされれば法律で罰せられることもあります。
チケット類、電子クーポン、偽ブランド品、医療品、危険物など
その他、メルカリが禁止している出品物はこちらから確認できます。
【不正行為2】アカウントの不正利用
メルカリで他人のメルカリアカウントを利用することも不正行為として禁じられています。
メルカリでは、
- ひとりで複数のアカウントを所持(登録)すること
- 他人になりすますこと
- 他人のアカウントを利用すること
- アカウントの譲渡、売買など
- その他、事務局が不適切と判断したもの
これらは不正行為に該当し、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があるということを明言しています。
※引用:メルカリヘルプセンター
【不正行為3】転売禁止商品の転売
転売禁止となっている商品を転売することは、メルカリの不正行為に該当します。
転売禁止とされている商品は、
- 転売禁止チケット
- 偽ブランド品
- デジタルコンテンツのコピー
- お酒
などです。
そもそも転売禁止となっている商品を転売することは、法律で罰せられる可能性が高いです。
不正転売行為 | 該当する法律 | 量刑・罰則 |
---|---|---|
転売禁止チケットの転売 | チケット不正転売禁止法 詐欺罪 | チケット転売禁止法:1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金 詐欺罪:10年以下の懲役(罰金刑なし) |
無許可による古物の転売 (業として営む場合) | 古物営業法 | 3年以下の懲役または100万円以下の罰金 |
偽ブランド品の転売 | 商標法 | 10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方 |
デジタルコンテンツのコピー | 著作権法 | 10年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金、またはその両方 |
お酒 (お酒の販売業をする場合) | 酒税法 | 1年以下の懲役または20万円以下の罰金 |
個人がお酒を転売、またはメルカリで出品できるのは、家庭で不要になったお酒です。(参考:メルカリヘルプセンター)
よって、お酒を継続的に転売・出品する場合は、販売業免許を所持していないと、酒税法で罰せられる可能性が高いです。(参考:国税庁)
このように、転売禁止となっている商品をメルカリで出品するのは、メルカリでの利用制限措置だけにとどまらないということはよく覚えておきましょう。
以下の記事では、メルカリでの転売を止める対策や自社商品を転売から守る方法を解説していますので、本記事と併せて参考にしてください。
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【不正行為4】他人のクレジットカードを利用した商品の購入
他人のクレジットカードを利用した商品の購入は、メルカリの不正行為であり犯罪です。
メルカリでクレジットカードの不正利用を行うと、メルカリでの利用制限措置に加えて、窃盗罪や電気計算機使用詐欺罪で逮捕される可能性が非常に高いです。
実際に以下の記事は、メルカリで他人名義のクレジットカードを使用して逮捕された事例です。
※引用:KHB
SNS上には闇バイトが存在しているのが現状で、簡単な仕事にも関わらず高額な報酬がもらえるような案件や勧誘があります。
この逮捕事例は、お金に困っているまたは知識が少ない若者を上手く利用した悪質な犯罪行為です。
このようにクレジットカードの不正利用は、メルカリ以外でも多発していて深刻な社会問題となっています。
クレジットカードの不正利用について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【不正行為5】不正出金
他人のメルカリのアカウント情報をもとに、勝手に不正出金を行うことは不正行為であるとともに犯罪です。
アカウントの乗っ取りやフィッシング詐欺による個人情報の不正取得により、不正出金被害は発生します。
もし、メルカリで不正出金被害に遭ってしまったら、早急に運営側やカード会社に連絡するなどの対処が必要です。
メルカリでの不正出金事例や、アカウントに不正アクセスされた時の対処法などは以下の記事で詳しく解説しています。
【不正行為6】無在庫転売のような構図の転売
無在庫転売(手元にない商品を出品すること)は、メルカリの不正行為に該当します。
無在庫販売は、以下のような仕組みです。
ECサイトなどから直送することや、発売前・公開前の商品を予約、取り寄せで販売することも無在庫転売と判断されるので不正行為に該当します。
メルカリが不正行為と判断したら、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
※引用:メルカリヘルプセンター
よって、メルカリで商品を出品または購入する時は、必ず手元に商品があるかどうかを確認しましょう。
【不正行為7】アカウントの売買
メルカリのアカウントを売買することも、メルカリの不正行為に該当します。
メルカリのアカウントは、個人情報漏洩の危険性や犯罪行為に利用される可能性があります。
実際に、メルカリアカウントを不正に取得して利用したとして逮捕された事例もあります。
※引用:ITmediaNEWS
メルカリ運営側は、サイバーパトロールによって不正を行っている人を見つけ出そうと対策に乗り出しています。
よって、アカウントが停止されているからといって他人のアカウントを買ったり、お金になるからと自分のアカウントを売ることはしないでください。
メルカリで不正行為を見つけた時の対処法3つ
メルカリを利用している中で、明らかな不正行為を見つけてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、見て見ぬふりをせずに以下の対処法を行うべきです。
- 運営側に連絡する
- その商品を買わない
- 不正行為をしているアカウントをブロックする
それぞれ詳しく解説していきます。
【対処法1】運営側に報告する
メルカリで不正行為を見つけた場合は、まずは運営側に報告しましょう。
①報告したい商品を選択し、「…」アイコンをタップする
②表示されたメニューから「この商品を事務局に報告する」をタップする
③報告理由を選択し、「事務局に報告する」をタップする
運営側に報告できる禁止行為・禁止出品物は『こちら』を参考にしてください。
また、商品購入後に発生したトラブルや不正に関しては、以下から報告を行ってください。
メルカリで不正行為を行っている人は、一度限りではなく何度も繰り返し不正行為を行っています。
自分や周りの人がその被害者にならないためにも、メルカリで不正行為を発見したらすぐに運営側に報告するようにしましょう。
【対処法2】その商品を買わない
メルカリの不正行為に該当すると分かっていながらも、商品を購入するようなことはしないでください。
もしかしたら、購入した自分自身もメルカリから何かしらの措置がとられる可能性もあります。
メルカリで不正行為を発見したら、商品を買わずにすぐに運営側に報告してください。
【対処法3】不正行為をしているアカウントをブロックする
メルカリで不正行為を発見したら、不正行為をしているアカウントをブロックしておくことも大事です。
なぜなら、不正行為を行っている人は、一度だけではなく何度も繰り返し不正行為を行うからです。
ブロックしないままでいると、忘れかけてきた時にそのアカウントから商品を購入してしまう可能性があります。
①ブロックしたい会員のページの右上にある「…」をクリックする(Androidは「︙」)
②「このユーザーをブロック」を選択する
ブロックを解除する時も、同様の手順で行いましょう。
メルカリで不正被害に遭ってしまった時の対応3つ
ここからは、実際にメルカリで不正被害に遭ってしまった時の対応についてお伝えします。
メルカリで不正被害に遭ってしまったら、以下の対応を行いましょう。
- もう一度よく確認する
- 運営側とカード会社に連絡する
- アカウントを変更する
それぞれ詳しく解説していきます。
【対応1】もう一度よく確認する
メルカリで不正被害に遭ってしまったと思った時に、焦ってしまうこともあるでしょう。
しかし、冷静になってもう一度よく確認してみることが大事です。
不正被害に遭っていると思っていても、実際には自分の勘違いや確認ミスであることもあります。
「ポイントを併用して支払い」をしていないか、「家族がカードを使った形跡」はないか、「取引キャンセルによる明細への反映の遅れ」ではないかなどを確認してみましょう。
【対応2】運営側とカード会社に連絡する
メルカリの不正被害に遭った時は、運営側とカード会社に連絡してください。
運営側とカード会社に連絡することで、代金の補償をしてもらえることがほとんどです。
メルカリやカード会社から補償を受けるためには、警察へ被害届を出す必要があるので忘れず行うようにしましょう。
メルペイの不正利用が発覚した場合の補償申請方法は、以下を参考にしてください。
※引用:メルカリヘルプセンター
【対応3】パスワードを変更する
メルカリで不正被害に遭った時は、必ずパスワードを変更するようにしましょう。
また、不正被害に遭ったアカウントを削除して作り直すのもいいですが、今までの評価や取引履歴が消えてしまうので注意してください。
不正被害に遭った後も何もしないまま利用していると、再度不正のターゲットにされることもあるので必ずパスワードの変更は行ってください。
【要注意】メルカリで買ってはいけないもの6選
最後に、メルカリで買い物をする時に買ってはいけないものを紹介していきます。
メルカリで普通に出品されているものもあるので、以下で紹介する買ってはいけないものはぜひ覚えておいてください。
- 転売品
- ブランドのコピー品
- 金銭と同等に扱われるもの
- 購入時期が不明な食品・化粧品
- 動作未確認の電子機器
- 評価が悪い出品者のもの
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 転売品
転売ヤーを生かさないためにも、転売品の購入はやめておきましょう。
転売ヤーとは、店舗で商品を仕入れ、フリマアプリやネットで仕入れ値よりも高く販売する人のこと
メルカリで商品を検索していると、明らかに転売と思われる商品が出品されています。
例えば、同じアカウントの人が同じ和菓子をいくつも出品しているというケースがあります。
出品している背景には、店舗数が少なくてなかなか買えない和菓子をまとめて購入して、正規値段よりも高く転売している可能性があります。
購入前に、出品者が他にどのようなものを出品しているのかを確認する癖をつけることで、転売品かどうか見分けることができます。
転売品は、正規値段よりも高額な値段で出品されていることが多いので、自分が損をしないためにも購入前はアカウントチェックを行いましょう。
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2. ブランドのコピー品
ブランドのコピー品も、メルカリでは購入しないようにしましょう。
コピー品かどうか見分けるポイントは、
- 正規値段よりも大幅に安い値段になっている
- ブランド証明書がついていない
などを基準に見分けるといいでしょう。
正規ブランド品が、正規値段よりも大幅に安い値段になっている時はコピー品である可能性がかなり高いです。
また、ブランド証明書がついていないものも要注意です。
正規ルートで販売されるブランド品には、購入する際に品質を保証するための証明書(ギャランティカード)が発行されます。
この証明書の有無も、ブランドのコピー品を見分ける一つのポイントです。
3. 金銭と同等に扱われるもの
現金、金券類、カード類などの金銭と同等に扱われるものは、メルカリが禁止している出品物に該当するので、購入しないようにしましょう。
※引用:メルカリヘルプセンター
メルカリでは、現物を確認できないので本当に金銭と同等の価値があるのかを判断することは難しいです。
よって、正規ルートで買うよりも安く買えるからといって、金銭と同等に扱われるものを購入するのはやめてください。
4. 購入時期が不明な食品・化粧品
購入時期が不明な食品や化粧品も、メルカリで購入するのはやめておいた方がいいでしょう。
なぜなら、賞味期限が切れていなくても、購入時期がかなり前だった場合は保管方法に問題があった可能性は否めません。
例えば、暗所保存のものを直射日光が当たる場所で保管していたりする可能性もあるということです。
さらに、直接口に入れたり肌に触れる食品や化粧品は、健康被害を招く恐れもあるので十分注意が必要です。
5. 動作未確認の電子機器
メルカリには、電子機器類もたくさん出品してあります。
その中で、出品者が動作未確認の状態で出品している場合は、購入するのはやめておきましょう。
商品説明文に、動作確認の有無の記載がない時はコメントで確認してみるのもおすすめです。
もし、購入者自身で届いた商品の動作確認をお願いされた場合は、不良品の可能性もあるので購入は控えるのが最善です。
6. 評価が悪い出品者のもの
評価が悪い出品者のものも、購入するのは控えたほうがいいでしょう。
評価が悪いということは、今までの取引で相手を不快にさせる取引があったということです。
多く出品されている人が、たった一つだけ悪い評価がある分には気にする必要はないですが、ほとんどの取引で悪い評価をもらっている出品者には要注意です。
まとめ
メルカリは、サイバーパトロールによって不正行為を見つけ出して実際に逮捕されている事例もあります。
よって、メルカリで商品を出品・購入する際には、利用規約や出品禁止物・禁止行為を確認するようにしましょう。
もしメルカリで不正行為を見つけた場合は、
- 運営側に連絡する
- その商品を買わない
- 不正行為をしているアカウントをブロックする
などの対処を行い、見て見ぬふりをするのはやめましょう。
そして、メルカリの不正被害に遭わないためにも、メルカリで買ってはいけないものは知っておくべきです。
▼メルカリで買ってはいけないもの6選
- 転売品
- ブランドのコピー品
- 金銭と同等に扱われるもの
- 購入時期が不明な食品・化粧品
- 動作未確認の電子機器
- 評価が悪い出品者のもの
メルカリで、知らない間に不正行為に加担または不正の被害者になることを防ぐためにも、本記事の内容を頭に入れておいてください。
ユーザーの購買行動についての資料は以下からぜひダウンロードしてください!