「決済承認率が低下している気がする」
「最近、原因が分からない売上低下やカゴ落ちが増えている」
など、クレジットカードの決済承認率が低下していることへのお悩みはありませんか?
この問題は、クレジットカードの不正利用の増加や不十分な不正対策、そしてカード会社の審査厳格化が主な原因です。
特に、3Dセキュア導入後に決済承認率が低下したと悩む事業者が増えています。
この記事では、
- 決済承認率が低下する原因3つ
- 自社サイトの決済承認率を知る方法2つ
- 決済承認率の低下が発覚したときの対処法2つ
などを解説していきます。
決済承認率低下の課題に直面しているEC事業者に向けて、具体的な原因とその対処法を徹底的に解説しておりますので、必ず最後までお読みください。
\大手事業者の3Dセキュアと不正検知システムの併用事例あり/
※2022年10月より3Dセキュア2.0に移行となり、3Dセキュア1.0は提供が終了しています。
3Dセキュア2.0についてはこの資料で解説しています。是非バナーをクリックし、ダウンロードください。
目次
最近、売上低下やカゴ落ちが増えていませんか?
EC事業を運営していると、突然売上が低下したり、カゴ落ちが増加したりすることがあります。
突然の売上低下やカゴ落ち増加は、単なる一時的な変動ではなく、決済承認率の低下という重大な問題のサインである可能性があります。
決済承認率が低下してしまうことは、EC事業者にとって売上に直結する深刻な問題です。
そもそも決済承認率が低下するってどういうこと?と疑問をお持ちのEC事業者に向けて、以下では決済承認率の意味や低下する原因を分かりやすく解説していきます。
決済承認率が低下するってどういうこと?
決済承認率とは、ECサイトにおけるクレジットカード決済に対して、カード会社がその決済を承認する割合を指します。
クレジットカード決済が承認される仕組みは、以下の画像をご覧ください。

つまり、決済承認率が低下することは、カード会社が承認する決済の割合が下がっており、正規の顧客であっても決済が拒否されるリスクがあるということです。
EC事業者にとって決済承認率を適切に管理・改善しないと、顧客体験の悪化や売上低下といった深刻な課題に直面します。
次章では、決済承認率が低下する具体的な原因について詳しく解説していきます。
決済承認率が低下する原因3つ
EC事業者が直面する決済承認率の低下には、主に以下の3つの原因が考えられます。
- 【原因1】クレジットカードの不正利用が多発している
- 【原因2】十分な不正対策ができていない
- 【原因3】以前にも増してカード会社の審査が厳しくなっている
これらの原因は単独で発生することもあれば、複合的に影響し合うこともあります。
それでは、決済承認率が低下する原因について、1つずつ詳しく解説していきます。
【原因1】クレジットカードの不正利用が多発している
近年、クレジットカードの不正利用被害が深刻化しており、これが決済承認率の低下に大きく影響していると考えられます。
なぜなら、クレジットカードの不正利用が多発しているECサイトに対して、カード会社がリスク管理を強化し、承認基準を厳しくするためです。
以下の表で、クレジットカードの不正利用被害がどのくらい増加してきているのかを確認しましょう。

※引用:日本クレジット協会
2025年3月末に3Dセキュアの導入が義務付けられましたが、それ以降もクレジットカードの不正利用被害は深刻な状況であることが分かるでしょう。
3Dセキュアを導入していてもクレジットカードの不正利用を完全になくせるわけではないことを理解し、クレジットカードの不正利用が発生してしまうとカード会社から決済承認率を下げられてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。
クレジットカードの不正利用の被害状況については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にしてください。
【原因2】十分な不正対策ができていない
決済承認率が低下する大きな原因の1つに、不正対策が十分にできていないことが挙げられます。
【原因1】で説明したクレジットカード不正利用の増加に対して適切な対策を講じていないと、カード会社からの審査はより厳しくなります。
そして、結果として決済承認率が下がってしまいます。
「3Dセキュアを導入しているから大丈夫でしょ?」とのお声も最近はよく聞こえてきますが、実はそこが落とし穴になっていることがあります。

3Dセキュアはクレジットカードの不正利用対策の1つですが、3Dセキュアが突破されるケースもあるからです。
詳しくは、『【注意】3Dセキュア導入後に決済承認率の低下に悩む事業者が増えている』で解説しています。
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【原因3】以前にも増してカード会社の審査が厳しくなっている
近年、クレジットカード決済時のカード会社の審査が厳しくなってきているのも、決済承認率が低下する原因の1つとして考えられます。
カード会社による決済審査強化は、カード会社がリスクを最小化し、健全な取引環境を維持するために不可欠な措置です。
しかし、その結果として、正規顧客の決済までも拒否されるケースが増え、売上の取りこぼしや顧客離れといった問題が発生します。
では、なぜ近年カード会社の審査が厳しくなってきているのかについて、以下で詳しく解説していきます。
【注意】3Dセキュア導入後に決済承認率の低下に悩む事業者が増えている
2025年3月末に3Dセキュアの導入が義務付けられたことで、EC事業者の間で3Dセキュアの導入が進んでいます。
3Dセキュアの導入はクレジットカードの不正利用防止を目的とした重要なセキュリティ対策ですが、一方で導入後に決済承認率の低下に悩む事業者が増えているのも事実です。

3Dセキュアの導入後に決済承認率が低下する原因として考えられるのは、
- カード会社の負担を軽減するための審査厳格化
- 3Dセキュアの導入で満足してしまっているEC事業者が多い
ことが挙げられます。
3Dセキュアの導入が義務化された後も、クレジットカードの不正利用被害は深刻な状態が続いており、カード会社が被害額を補填する負担も増加しています。
よって、カード会社自身の負担を軽減するためにも、少しでもリスクがあるECサイトに対しては、クレジットカード決済の審査を厳しくせざるを得ない状況にあります。
クレジットカードの不正利用が発生した場合の被害額を負担する構図は、以下をご覧ください。

クレジットカードの不正利用被害が深刻化している状況下でも、3Dセキュアを導入していれば自社への実質的な損失は免れることから、今の不正対策に満足してしまっているEC事業者が多いことも決済承認率が低下する原因の1つです。
カード会社は、3Dセキュアを導入していようが、クレジットカードの不正利用が多発していれば警告もなく決済承認率を下げる緊急措置を行います。
つまり、3Dセキュアを導入していれば大丈夫と安心してしまっているEC事業者は、知らないうちに決済承認率が下げられ、原因が分からない売上低下やカゴ落ち増加に悩むことになるでしょう。
カード会社から決済承認率を下げられてしまうリスクについては、以下で詳しく解説します。
決済承認率が低下した場合のリスク3つ
決済承認率が低下すると、EC事業者は複数の重大なリスクに直面します。
- 【リスク1】正規カード利用者でも決済が拒否される
- 【リスク2】売上の低下・カゴ落ち増加につながる
- 【リスク3】クレジットカード決済を利用できなくなる恐れがある
これらのリスクを放置すると、EC事業の健全な運営が困難になるため、決済承認率の低下を早期に把握し、適切な対策を講じることが不可欠です。
それでは、決済承認率が低下した場合のリスクについて以下で詳しく解説していきます。
【リスク1】正規カード利用者でも決済が拒否される
決済承認率の低下に伴い、正規の顧客であっても決済が拒否されるケースが増えています。
正規の顧客の決済拒否は、顧客の購入体験を損ね、信頼の低下や売上減少につながります。
決済が拒否されると顧客は不満を感じやすく、再購入の意欲が低下し、カゴ落ちや離脱が増加するためECサイトの運営に深刻な影響を及ぼすことになります。
【リスク2】売上の低下・カゴ落ち増加につながる
決済承認率が低下すると、EC事業者が最も懸念するのが売上の低下とカゴ落ちの増加です。
決済がスムーズに完了しないことで、購入手続きを途中でやめてしまう(カゴ落ち)ユーザーが増え、結果として売上に大きな悪影響を及ぼします。
これらの影響は連鎖的に発生し、EC事業の健全な運営を妨げることになるでしょう。
【リスク3】クレジットカード決済を利用できなくなる恐れがある
決済承認率が著しく低下し続けると、最も深刻なリスクとしてクレジットカード決済自体の利用停止や制限措置がカード会社から課される可能性があります。
これは、カード会社が取引の安全性を確保し、リスクを最小化するための厳格な管理措置であり、EC事業者にとっては経営や売上に大きな打撃となる恐れがあります。
もしクレジットカード決済自体の利用が停止されてしまうと、ECサイトでのメインの決済手段がなくなり、顧客満足度の低下や売上減少は避けられません。
また、競合他社に対する競争力の低下も懸念されます。

このように、決済承認率の低下がもたらすリスクは深刻で、早急に原因を特定し、適切な対処を行うことが不可欠です。
ここまで理解できると、次は決済承認率を調べる方法はどうすればいいのか?という疑問が出てきます。
そこで、以下では決済承認率を知る方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
自社サイトの決済承認率を知る方法2つ
ここでは、自社サイトの決済承認率を知るための代表的な方法を2つご紹介します。
- 自社で調べる
- 決済承認率を可視化できるサービスを利用する
原因が分からない売上低下やカゴ落ちに悩んでいるEC事業者においては、2つ目に紹介する決済承認率を可視化できるサービスを利用するのがおすすめです。
それでは、決済承認率を知る方法を以下で詳しく解説していきます。
1. 自社で調べる
決済承認率は、自社で調べることができます。
自社の決済システムや決済代行会社が提供する管理画面やレポートを活用することで、決済承認率の現状を把握し、売上や顧客体験への影響を早期に検知できます。
ただし、自社での調査には専門的な知識や分析スキルが必要となり、可視化の精度や範囲に限界がある点に注意が必要です。
問題の根本原因を特定し、適切な対策を講じるためには、次に紹介する外部サービスの活用を検討しましょう。
2. 決済承認率を可視化できるサービスを利用する
EC事業者が決済承認率を正確に把握し、売上や不正リスクを管理するために有効なのが、決済承認率を可視化できる外部サービスの利用です。
決済承認率を可視化できる外部サービスは、専門家が対応してくれるため、スピーディーかつ正確に決済承認率の可視化を行うことができます。
つまり、外部サービスをすれば、EC事業者は決済承認率の低下を早期に把握でき、売上低下や不正リスクの拡大を防ぐことができます。
当サイトを運営するかっこ株式会社は、クレジットカードの不正利用対策として有効な不正検知サービス「O-PLUX」を開発・提供しておりますが、不正対策と同時に決済承認率の可視化を行うこともできます。
「O-PLUX」について詳しくは、『決済承認率の可視化・不正対策を強化したいなら「O-PLUX」にお任せを!』で紹介しています。
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【重要】決済承認率が80%台の場合は早急に対処を!
決済承認率が80%台まで低下している場合、これはEC事業者にとって重要な警告サインです。
決済承認率の一般的な考え方については、以下の表をご覧ください。
| 決済承認率(%) | 決済承認率の判断の目安 |
|---|---|
| 95%以上 | 非常に良好でほぼ機会損失なし。安定した売上が期待できる。 |
| 90~94%以上 | 良好で多少の承認拒否があるが、大きな問題はない。 |
| 80~89%以上 | 注意が必要で承認率の低下が売上減少のリスクとなる可能性がある。 |
| 79%以下 | 承認率が低く、売上の取りこぼしが顕著。早急な対策が必要。 |
一般的に、決済承認率は90%以上が望ましく、80%台は決済承認率の低下が顕著であることを示しています。
また、売上の低下やカゴ落ちの増加が進行している可能性を示唆し、放置するとさらなるリスクを招く恐れがあります。
もし決済承認率の低下が発覚した場合は、以下で紹介する対処法を早急に行うようにしましょう。
決済承認率の低下が発覚したときの対処法2つ
ここでは、決済承認率の低下が発覚したときの対処法を2つ紹介しますので、決済承認率が80%台まで低下しているEC事業者は早急に対処するようにしましょう。
- 【対処法1】不正検知サービスを導入して不正対策を強化
- 【対処法2】カード会社に直接交渉する
【対処法1】不正検知サービスを導入して不正対策を強化
決済承認率の低下が発覚したら、まず行うべきは不正対策の強化です。
不正対策の強化として最も効果的なのは、不正検知サービスの導入です。
近年、不正利用対策として3Dセキュアを導入しているEC事業者も増えていますが、3Dセキュアは不正を完全に防ぎきることはできません。
不正検知サービスは、3Dセキュアをすり抜ける巧妙な手口の不正も検知してブロックできるため、3Dセキュアと併用して導入することがおすすめです。
不正検知サービスの導入で不正対策を強化させ、自社サイトでクレジットカードの不正利用が減ったことを証明できるようにしましょう。
不正対策の強化としておすすめな不正検知サービスについては、『決済承認率の可視化・不正対策を強化したいなら「O-PLUX」にお任せを!』で紹介しています。
【対処法2】カード会社に直接交渉する
【対処法1】で不正対策を強化し、クレジットカードの不正利用が減ったことの証明ができるようになったら、次はカード会社に決済承認率を上げてもらうための交渉を直接行います。
カード会社との直接交渉は、決済承認率の低下を改善し、EC事業の売上回復に直結する有効な対処法です。
交渉する際には、「どのように不正対策を強化したのか」「実際にどのくらい不正利用が減ったか」などを明確に伝えられるように準備しておきましょう。
決済承認率の可視化・不正対策を強化したいなら「O-PLUX」にお任せを!
決済承認率の可視化や不正対策を強化したいなら、かっこ株式会社の不正検知サービス「O-PLUX」にお任せください。
「O-PLUX」は、国内で最も導入されている不正検知サービスで、特に高い検知精度により日々巧妙化している手口にも対応することができます。
また、「O-PLUX」はクレジットカードの不正利用対策だけではなく、不正ログイン対策やECで起こるあらゆる不正注文を検知しブロックすることが可能です。
「O-PLUX」がどのように不正を検知してブロックしているのかは、以下の画像をご覧ください。

※参考:かっこ株式会社

※参考:かっこ株式会社
さらに「O-PLUX」なら、不正対策強化だけではなく、決済承認率を可視化することもできます。
不正対策の強化も、定期的な決済承認率の可視化もどちらも叶えたいなら、ぜひ「O-PLUX」の導入を検討してみてください。
「O-PLUX」についてもっと詳しく聞いてみたいや、とりあえず相談したいでも大丈夫ですので、以下をクリックしてお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
この記事では、EC事業者が直面しやすい決済承認率の低下について、その原因やリスク、そして具体的な対処法を詳しく解説しました。
決済承認率の低下は、売上低下やカゴ落ち増加を招く重大な問題であり、早期の把握と対策が不可欠です。
決済承認率が低下する主な原因としては、
- クレジットカードの不正利用の増加
- 不十分な不正対策
- カード会社の審査基準の厳格化
が挙げられます。
また、3Dセキュアを導入したことで、決済承認率が低下したと感じているEC事業者が増えています。
その原因として考えられるのは、3Dセキュアをすり抜ける不正が一定数発生しており、3Dセキュアを過信しすぎてしまうことで不正対策が十分にできていないことが考えられます。
3Dセキュアを導入していても、クレジットカードの不正利用が多発していれば、カード会社は何の警告も出さないまま決済承認率を低下させる措置を行うことがあります。
このように、様々な原因が複合的に作用し、決済承認率の低下を引き起こしています。
決済承認率が低下すると、正規の顧客でも決済が拒否されるリスクが高まり、結果として売上の低下やカゴ落ちの増加につながるため、EC事業の健全な運営に深刻な影響を及ぼします。
そこで重要になってくるのが、決済承認率の可視化と不正対策の強化です。
決済承認率の可視化と不正対策の強化を同時に行うことができるのが、本記事でも紹介した不正検知サービス「O-PLUX」です。
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