「チャージバック保険があれば安心でしょ?」
「チャージバック保険があれば不正検知システムは必要ない?」
など、チャージバックが発生しても、チャージバック保険があれば不正検知システムを導入しなくても安心と思っているEC事業者様が多いです。
しかし、チャージバック保険があれば安心は間違いです。
なぜなら、チャージバック保険を使うリスクは大きく、最悪の場合カード会社から契約変更や取引停止を求められることがあるからです。
この記事では、
- チャージバック保険があれば安心は間違いであることについて
- チャージバック保険のリスクを抑えるには不正検知システムも導入すべき
- EC事業者が行うべきチャージバック対策3つ
などを解説していきます。
チャージバック保険に入っている、またはチャージバック保険に入ろうか迷っているEC事業者様は、本記事を一読すれば不正検知システムを導入すべき理由が分かるでしょう。
目次
【意外!?】チャージバック保険があれば安心は間違い
自社ECサイトでクレジットカードの不正利用によりチャージバックが発生した時、「チャージバック保険があれば安心」と思うのは間違いです。
なぜなら、チャージバック保険を使う回数が増えると、カード会社からの信用を失い、最悪の場合契約変更や取引停止を求められることがあるからです。
つまり、チャージバック保険は万が一に備えておく程度にしておき、なるべくチャージバック保険を使わない対策が必要です。
チャージバック:クレジットカード所有者本人が不正使用などの理由により利用代金の支払いに同意しない場合に、カード会社が不正利用分の売上を取消しすること。
チャージバック保険:保険料を定期的に支払うことで、チャージバックが発生した時にEC事業者の負担となる被害額が一定金額補填されるサービスのこと。
チャージバック保険を使うリスクについては、以下で詳しく解説していきます。
チャージバック保険を使うリスク3つ
先程もお伝えしましたが、チャージバックが増えるほどチャージバック保険を使うリスクは高まります。
チャージバック保険を使うリスクは3つです。
- カード会社からの信用を失う
- オーソリ認証率が低下する
- カード会社から契約変更や取引停止を求められる
それぞれのリスクについて、詳しく解説していきます。
【リスク1】カード会社からの信用を失う
チャージバック保険を使う回数が増えると、カード会社からの信用を失うことになります。
チャージバック保険使用=クレジットカードの不正利用が発生しているということなので、「不正利用対策はできているの?」と不信感を抱かれるのは当然です。
カード会社からの改善指示を受けてもなおチャージバック保険を使う回数が多ければ、完全にカード会社からの信用を失い、以下に続くリスク2.3は避けられません。
【リスク2】オーソリ認証率が低下する
チャージバック保険を使う回数の増加によりカード会社からの信用を失うと、オーソリ認証率が低下することは間違いないでしょう。
オーソリとは、利用限度額に達していないかなどをカード会社が確認し、その上でカードご利用枠を確保する処理のことを言います。
つまりオーソリ認証率が低下するということは、オーソリが通りにくくなることで正規ユーザーでもクレジットカードが使えない事態が発生する恐れがあります。
オーソリの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【リスク3】カード会社から契約変更や取引停止を求められる
チャージバック保険を使う回数が減らない、加えて改善が見られない場合は、最悪カード会社から契約変更や取引停止を求められることになります。
カード会社と取引停止になるということは、ユーザーはカード決済を選択することができなくなるのでサイトからのユーザー離れが加速します。
つまり、チャージバック保険を使うリスクを抑えるためには、クレジットカードの不正利用を発生させないチャージバック対策が重要だと言うことです。
チャージバック対策については、「4. チャージバック対策を万全にしてチャージバック保険で安心を得る」で詳しく解説しています。
なぜクレジットカード不正利用被害が増えてきているのか?
手法、実態、背景を株式会社かっこ O-PLUX事業部 事業部長 小野瀬が動画で解説
チャージバック保険には補償上限がある
チャージバック保険には補償上限があるので、必ずしもチャージバックが発生するたびに補償してもらえるとは限りません。
また、「縮小支払割合」と記載されているチャージバック保険では、チャージバック金額から記載されている割合分しか補償してもらえません。
例として、GMO PAYMENT GATEWAYのチャージバック補償団体保険(エコノミープラン)をご覧ください。
※引用:GMO PAYMENT GATEWAYのチャージバック補償団体保険
上図プランでは、保険金額の支払い限度額によりチャージバック金額が月5万を超える場合や、1年間で60万を超える場合はその超えた分は自社の損失となります。
加えて、縮小支払割合が損害額の50%なので、チャージバック金額の半分しか補償されません。
つまり、チャージバック保険に入っていても少なからず自社への損失は発生するということです。
チャージバック保険のリスクを抑えるには不正検知システムも導入すべき
ここまでチャージバック保険のリスクについてお話ししてきましたが、そのリスクを抑えるにはチャージバック対策として不正検知システムを導入すべきです。
不正検知システムとは、購入が完了する前に不正注文かどうかを瞬時に判断して不正注文をブロックするシステムのことです。
不正検知システムの働きについては、当サイトを運営するかっこ株式会社が開発・提供している不正注文検知システム「O-PLUX」の審査フローをご覧ください。
※参考:かっこ株式会社|O-PLUX
不正検知システムは、不正注文を検知する精度が高く、チャージバックを含むあらゆる不正注文対策として最も有効であると言われています。
また上図からも分かるように、不正検知システムはチャージバック発生を未然に防ぐだけではなく、瞬時に不正注文か判断してくれるので業務効率化も実現できます。
チャージバック保険があっても不正検知システムを導入すべき理由については、以下で詳しく解説していきます。
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不正検知システムを導入すべき理由3つ
チャージバック保険があっても不正検知システムをすべき理由は3つあります。
①チャージバック保険の使いすぎを防げる
➁カード会社や顧客からの信用を得られる
③チャージバック以外の不正注文対策も行える
まずは、チャージバック保険を使いすぎることによるリスクを防ぐためには、不正検知システムを導入してチャージバック対策を万全に行うことが大事です。
・カード会社からの信用を失う
・オーソリ認証率が低下する
・カード会社から契約変更や取引停止を求められる
先程もお伝えしましたが、不正検知システムは不正注文を検知する精度が高く、チャージバックを含むあらゆる不正注文対策として最も有効であると言われています。
つまり、不正検知システムを導入していれば、「チャージバック対策を万全に行っている」と評価され、カード会社や顧客からの信用を得られることにも繋がります。
加えて、チャージバック以外の不正注文対策も同時に行うことができるので、ECサイトで発生が想定される不正注文手口をまるっとブロックすることができます。
※参考:かっこ株式会社|O-PLUX
不正注文検知システム「O-PLUX」がおすすめ
チャージバック保険のリスクを抑えるために不正検知システムを導入するのなら、不正注文検知システム「O-PLUX」がおすすめです。
チャージバック対策として、なぜ「O-PLUX」をおすすめするのかというと、
- 累計110,000以上のサイト間でネガティブデータを共有・蓄積していて高精度な検知が可能
- 複数の要素でリアルタイムに解析しているので様々な不正を未然に防げる
- 検知率98%の実績で国内導入No.1の実力を持っている
などが主な理由です。
※参考:かっこ株式会社|O-PLUX
また、「O-PLUX」はチャージバック対策はもちろんのこと、クレジットマスターや転売対策など、ECサイトで発生する不正手口を全て検知してブロックできます。
※参考:かっこ株式会社|O-PLUX
チャージバック保険のリスクを抑えるために、不正注文検知システム「O-PLUX」を検討したいEC事業者様は、以下をクリックしてお気軽にお問合せください。
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また、なるべくコストを抑えてチャージバック対策を行いたいとお考えのEC事業者様には、「O-PLUX」と同様の高精度な検知機能を持ちながら、
- チャージバック対策
- 転売対策
- クレジットマスター対策
が可能な「不正チェッカー」もおすすめです。
「不正チェッカー」に興味があるEC事業者様は、以下をクリックしてお気軽にお問合せください。
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クレジットカードの不正利用被害額は540億円超え!
これほどまでチャージバック対策が重要とお話ししてきた理由として、クレジットカードの不正利用被害が深刻化していることが挙げられます。
クレジットカードの不正利用被害額は毎年最高額を更新し続けていて、2023年は約540億円の被害額が発生していて、中でもカード番号登用被害は約504億円の被害となっています。
※参考:日本クレジット協会
チャージバック保険では、チャージバックそのものを防ぐことはできません。
よって、チャージバックの原因であるクレジットカードの不正利用をなくすためにはチャージバック対策を行うことは急務であると言えるでしょう。
チャージバック対策を万全にしてチャージバック保険で安心を得る
クレジットカード不正利用被害額の深刻さからも、チャージバック対策を万全にしてチャージバック保険で安心を得ることが理想的であることはお分かりいただけたでしょう。
また、2章ではチャージバック対策として、チャージバック保険があっても不正検知システムを導入することが最も有効であるとお話ししました。
しかし、他にもEC事業者が行うべきチャージバック対策はあります。
EC事業者が行うべきチャージバック対策について、以下で詳しく解説していきます。
EC事業者が行うべきチャージバック対策3つ
EC事業者が行うべきチャージバック対策は3つあります。
①3Dセキュアを導入する
➁セキュリティコードを導入する
③不正配送先情報を蓄積する
3Dセキュアの導入については、クレジットカード・セキュリティガイドラインにより2025年3月末までに全ての加盟店において早期導入を求めています。
3Dセキュアやセキュリティコード導入は、購入者が本当にカード所有者本人であるかどうかの確認を求めるので、クレジットカード不正利用被害(チャージバック)を未然に防ぐ働きをしてくれます。
しかし、3Dセキュアやセキュリティコード導入だけでは、巧妙化した不正手口はすり抜けられてしまうケースも発生しています。
つまり、チャージバック対策を万全に行うためには、チャージバック対策として最も有効な不正検知システムと併用して導入することが望ましいです。
\大手事業者の3Dセキュアと不正検知システムの併用事例あり/ ※2022年10月より3Dセキュア2.0に移行となり、3Dセキュア1.0は提供が終了となります。
3Dセキュア2.0についてはこちらをご参照ください。
他にも、不正配送先情報を蓄積することで、その情報と合致した場合には商品を送らないこともチャージバックを含めた不正注文対策の1つです。
ただし、不正配送先情報を蓄積・管理し、目視でその情報と注文を照らし合わせていくのは煩雑な作業です。
そこで煩雑な作業を一気に解消することができる上に、他にも注文に不審な点がないかを複数の要素でリアルタイムに検知できるのが、不正注文検知システム「O-PLUX」です。
※参考:かっこ株式会社|O-PLUX
チャージバック対策を万全にしてチャージバック保険で安心を得るためには、不正注文検知システム「O-PLUX」を導入してチャージバックの数を最小限に抑える努力をしていきましょう。
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まとめ
この記事では、「チャージバック保険があればチャージバックがどれだけ発生しても安心」という考えは間違っているということをお伝えしてきました。
チャージバック保険は低コストでチャージバック金額を補償してもらえる嬉しい保険ですが、チャージバック保険を使うリスクはEC事業者にとっては大きいです。
チャージバック保険を使うリスクは3つです。
- カード会社からの信用を失う
- オーソリ認証率が低下する
- カード会社から契約変更や取引停止を求められる
これらのリスクは、カード決済を可能としているECサイトでは大きく売上を落とすなどの損失を与えることになるでしょう。
よって、チャージバック保険を使うリスクを抑えるためには、チャージバック対策として最も有効である不正検知システムを導入することが望ましいです。
中でも、高精度な検知を強みとしていて国内で最も選ばれている不正注文検知システム「O-PLUX」は、チャージバック対策としておすすめなシステムです。
安全・安心な取引ができるECサイトを目指すためには、チャージバック対策で安全を確保し、チャージバック保険で安心を得るようにしていきましょう。
なお、チャージバック保険の選び方や利用の流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。
また、チャージバック保険のリスクを抑えるために導入がおすすめな不正注文検知システム「O-PLUX」について興味がある方は、以下をクリックしてお問合せください。
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