「ネカマって罪に問われることがあるの?」
「話している相手がネカマかもしれない…」
と不安を感じている方はいませんか?
結論、ネカマをする行為自体が罪に問われることはありません。
しかし、ネカマを通じて行われるいくつかの行為は、罪に問われる可能性があります。
この記事では、どんな行為が罪に問われる可能性があるかを、詳しく解説します。
他にも、
- SNSやアプリ上でネカマをする理由7つ
- ネカマで罪に問われないために気をつけること6つ
- 【騙されたくない人必見!】ネカマの見分け方6選
についても、詳しく解説します。
ネカマについてお悩みのことがある方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、ネカマによるなりすましアカウントの作成を防ぎたい企業様は、以下の資料をダウンロードしてご活用ください。
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【注意】ネカマは罪に問われることがある
ネカマを通じて行われるいくつかの行為は、罪に問われる可能性があります。
主な罪としては、詐欺罪やわいせつ物頒布等罪、著作権の侵害などがあり、それぞれ注意する必要があります。
それぞれの詳しいケースについては、「2.ネカマで罪に問われる可能性のあるケース5つ」を参照してください。
ネカマをすること自体は罪にならない
最初に述べた通り、ネカマをすること自体は罪になりません。
どのSNSやネットゲーム上でも、規約で禁止されていない限り、異性のふりをすることを制限することはできません。
ネカマをしたうえで、どんな行為をするかによって、罪に問われるかそうでないかが分かれます。
そもそもネカマって何?
ネカマとは、「ネットおかま」の略称で、「インターネット上で男性が女性のふりをする行為」を指します。
主に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSや、MMORPGなどのオンラインゲームでよく見られる行為です。
逆に、女性が男性になりすます行為は、「ネットおなべ」の略称で、「ネナベ」と呼ばれます。
ネカマで罪に問われる可能性のあるケース5つ
ここでは、ネカマをする上で考えられる、罪に問われる可能性のあるケースを5つご紹介します。
その5つのケースとは、以下の通りです。
- 【ケース1】金銭のやり取りをする
- 【ケース2】他人の写真を勝手に使う
- 【ケース3】脅迫する
- 【ケース4】わいせつな写真や動画を投稿する
- 【ケース5】実在する人物になりすます
以下でそれぞれのケースを詳しく解説します。
また、これらの行為は、ネカマやネナベをしている状態問わず罪に問われる可能性があるため、注意してください。
【ケース1】金銭やモノのやり取りをする
ネカマをしている状態で金銭やモノのやり取りをすると、詐欺罪に当たる可能性があります。
女性のふりをして男性とメッセージのやりとりをして、送金してもらう、モノを買ってもらうなどの行為は要注意です。
また、結婚や恋愛をほのめかす内容であると、「結婚詐欺」や「ロマンス詐欺」に該当する場合もあります。
「ロマンス詐欺」の手口を見分けるポイントを知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しているので本記事と併せて参考にしてください。
【ケース2】他人の写真を勝手に使う
ネカマをするSNSのアイコンや投稿する写真・画像に、他人が撮影・作成した、もしくは他人が映り込んだ写真を使うと、著作権の侵害に当たる可能性があります。
インターネットで見つけた画像を使用するのは避け、自分で撮影した写真をなるべく投稿するようにしましょう。
また、映り込んでしまった方の顔をモザイク加工するなどの配慮も必要です。
【ケース3】脅迫する
ネカマ中に、話相手に対してその個人の名誉や身体、生命などを脅かす行為は、脅迫罪に該当する可能性があります。
たとえ冗談でも、「個人情報をネットにばらまく」や、「殺す」、「殴ってやる」などの言葉は送らないようにしましょう。
話相手だけでなく、相手の親族への脅迫も脅迫罪としてみなされる場合があるため、注意しましょう。
【ケース4】わいせつな写真や動画を投稿・送信する
ネカマをしている状態でも、わいせつな写真や動画を投稿する行為は、わいせつ物頒布等罪に該当する可能性があります。
わいせつな写真や動画を、不特定または多数の人が見れる状態にすることは避けましょう。
また、多数の人に対して、DMに同様の写真を送付することも、同罪とみなされる場合があります。
【ケース5】実在する人物になりすます
SNSやゲームのアカウントでネカマをするときに、実在する人物になりすます行為は、業務妨害罪、名誉棄損罪などに問われる可能性があります。
企業のなりすましでその企業の業務が滞るおそれがあれば業務妨害罪、その実在の人物の社会的評価が低下するような言動があれば名誉棄損罪とみなされる可能性があります。
SNSやメタバースでのなりすましについて、詳しくこちらの記事で解説していますので、さらに詳しく知りたい方はこちらを参照してください。
SNSやゲーム上でネカマをする理由7つ
SNSやオンラインゲーム上で、ネカマ・ネナベをしている方がいる主な理由には、
- 詐欺を働いてお金を稼ぎたいから
- ちやほやされたいから
- 異性になりきってみたいから
- 他人を騙してからかいたいから
- 異性のみのコミュニティに入りたいから
- ゲームを異性アバターで楽しみたいから
- 性別によるトラブルを回避したいから
などが考えられます。
つまり、架空の異性になりきって純粋に楽しむだけであれば罪に問われないことがほとんどです。
しかし、「詐欺を働いてお金を稼ぎたいから」や、「他人を騙してからかいたいから」などの理由による、「3.ネカマで罪に問われる可能性のあるケース5つ」で述べたような行為は、罪に問われる可能性があります。
【騙されたくない人必見!】ネカマの見分け方6選
ここでは、ネカマをしているアカウントに多い特徴を6つご紹介します。
その特徴とは、以下の通りです。
- 投稿に一貫性がない
- 他人の写真を勝手に使っている
- 性別特有の話についてこれない
- オフ会やボイスチャットをしたがらない
- 話し言葉が過剰に女性らしい
- お金やモノを要求してくる
また、これらの特徴に当てはまっていてもネカマではないアカウントである可能性もあるため、ご注意ください。
1. 投稿に一貫性がない
ネカマをしているアカウントは、プロフィールと投稿が矛盾することがあります。
演じているキャラクターと実生活が混ざってしまったり、以前作った設定を忘れてしまったりしていることで、発言内容への矛盾が生じます。
「この人、前は全然違うこと言ってなかったっけ…」と何度も気になるようであれば、ネカマの可能性があります。
2. 他人の写真を勝手に使っている
ネカマをしているアカウントは、アイコンや投稿される写真が、インターネット上で探した写真であることがあります。
投稿された写真を画像検索すると、拾い画かどうか分かることがあります。
投稿する写真のほとんどがこういった画像である場合、そのアカウントはネカマである可能性があります。
3. 性別特有の話についてこれない
ネカマをしているアカウントとやり取りをすると、性別特有の話が通じないことがあります。
女性であれば女性特有のホルモンバランスの話や季節の洋服の話、男性であればバイクや野球を始めとするスポーツの話などが分かりやすい例です。
しかし、趣味は性別問わず人それぞれであるため、「女性ファッションに疎いから男性だ」などと安易に判断するのは避けましょう。
4. オフ会やボイスチャットをしたがらない
ネカマは、実際に性別がバレてしまうような直接の対面や、ボイスチャット、電話などを避ける傾向にあります。
ネカマのためにボイスチェンジャーを用意することもできますが、電話を断ってしまったほうが手間がかかりません。
何度も電話に誘っているのに毎回断られる、オフ会は毎回不参加などであれば、性別を偽っている可能性があります。
5. 話し言葉が過剰に女性らしい
口調がやけに女性らしいアカウントは、性別を偽っている可能性があります。
無理に女性になりきろうとして、記号や絵文字をたくさん使う、「~だわ」「~なのよ」などの女性言葉を使っているアカウントは、ネカマの可能性が考えられます。
しかし、ネカマやネナベではなく、そういった話し方をしているだけの可能性もあるため、参考程度に考えましょう。
6. お金やモノを要求してくる
直接的、または間接的に、しきりににお金やモノを要求してくるアカウントは、ネカマの可能性があります。
また、一度送金・プレゼントしてしまうとそれを返してもらうことは困難であるため、安易にお金やモノを送ることは避けましょう。
また、住所やメールアドレスを始めとした個人情報のやりとりはアカウント乗っ取りのリスクもあるため、注意しましょう。
まとめ
ネカマとは、インターネット上で男性が女性になりすます行為のことを指し、それ自体が罪に問われることはありません。
逆に、女性が男性になりすます行為はネナベと呼ばれています。
しかし、以下のような行為は、罪に問われる可能性があります。
- 【ケース1】金銭のやり取りをする=詐欺罪
- 【ケース2】他人の写真を勝手に使う=肖像権や著作権の侵害
- 【ケース3】脅迫する=脅迫罪
- 【ケース4】わいせつな写真や動画を投稿する=わいせつ物頒布等罪
- 【ケース5】実在する人物になりすます=名誉棄損罪
これらの行為は、ネット上のやりとりであれば、ネカマでなくても避けるように注意しましょう。
また、やり取りをしている相手がネカマかな?と思ったら、
- 投稿に一貫性がない
- 他人の写真を勝手に使っている
- 性別特有の話についてこれない
- オフ会やボイスチャットをしたがらない
- 話し言葉が過剰に女性らしい
- お金やモノを要求してくる
などの特徴に当てはまっていないかを確認しましょう。
しかし、これらに当てはまらないネカマの方も、当てはまる女性の方も多数居るため、確実にネカマを見分ける方法はないと思っていいでしょう。
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