「アトカラとはどんな後払い決済サービスなの?」
「後払い決済をECサイトに導入するメリットが知りたい」
とお困りではありませんか?
「アトカラ」とは、
- 三井住友カード株式会社
- GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- GMOペイメントサービス株式会社
の3社が共同で開発した、ECサイトや実店舗などで使える非常に便利な機能が揃っている後払いサービスのことです。
本記事では、「アトカラ」について以下を中心に詳しく紹介します。
- 「アトカラ」の概要
- 「アトカラ」を導入すべき事業者
- 「アトカラ」を利用する際の注意点
後払い決済を導入してECサイトや店舗の売上を伸ばしたい事業者の方は、ぜひ最後までお読みください。
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「アトカラ」とは
※引用:アトカラ
「アトカラ」とは、
- 三井住友カード株式会社
- GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- GMOペイメントサービス株式会社
の3社が共同で開発し、2024年2月に提供を開始した新しい後払いサービスです。
この新サービスの「アトカラ」には、事業者・利用者双方にとって便利な機能も備わっています。
▼「アトカラ」の便利な機能・特長
- 利用から請求まで全てWEB上で完結できる
- 「締め払い」を採用している(月末締め、翌月払い)
- 店舗とECサイトの両方で利用できる
また「アトカラ」は、便利で柔軟なお支払いを実現するために、以下の2つの決済方法を用意しています。
- 都度与信型(事前の会員登録が不要で、購入の都度、商品の内容をもとに1回払いにて支払う決済方法、ECのみ利用可能)
- 会員登録型(事前の会員登録が必要で、分割払い・対面取引に対応しており、店舗・ECで利用が可能)
都度与信型の場合、事前の会員登録が不要なので、ユーザーにスムーズなお買い物体験を提供することができるでしょう。
なお、「4.アトカラを導入する4つのメリット」ではアトカラの特徴に触れ、導入による事業者へのメリットを詳しく説明していますのでぜひ参考にしてください。
そもそも後払い決済とは
後払い決済とは「BNPL」とも呼ばれ、注文した商品・サービスが手元に届いてから代金を支払うことのできるシステムのことです。
「今お金がない」「今月ではなく来月支払いをしたい」という場合でも商品を購入することができ、購入者側に利点があります。
また、クレジットカードのような事前審査が不要で、決済手段の1つとして多くのECサイトで導入されています。
後払い決済(BNPL)について詳しく知りたい方は以下の記事をぜひお読みください。
「アトカラ」を導入する4つのメリット
この章では、「アトカラ」の特徴を説明しつつ、アトカラの導入にはどんなメリットがあるのかについて説明します。
事業者が「アトカラ」を導入するメリットは以下の4つです。
- 新規顧客の獲得を強化できる
- 決済画面での離脱率低下が期待できる
- 未払いリスクを避けることができる
- 競合との差別化ができる
詳しく説明していきます。
新規顧客の獲得を強化できる
「アトカラ」を導入するメリットの1つ目は、「新規顧客の獲得を強化できる」ことです。
後払い決済はクレジットカードを持たない方や若年層の利用が多く、「アトカラ」の導入により今まで取り込めなかった潜在層の顧客をECサイトに取り込むことができ、売上の向上が期待できます。
▼後払い決済を利用する人の例
- 学生
- クレジットカードを作っても限度額が低い若年層
- 金融ブラックになってしまった人(クレジットカードを作れない人)
- クレジットカードを作ることに抵抗がある人(情報流出や不正利用を恐れているなど)
また、「アトカラ」に登録済みで、決済方法として「アトカラ」を使いたいユーザーが導入サイトを探し、ECサイトを訪問して買い物をする可能性もあります。
「アトカラ」は導入店舗が日々増えているため、今後利用者が増えそうな「アトカラ」の導入により新規顧客の獲得が期待できるでしょう。
決済画面での離脱率の低下が期待できる
「アトカラ」を導入するメリットの2つ目は、「決済画面での離脱率の低下が期待できる」ことです。
2024年の調査によると決済方法の少なさで購入をあきらめたことがあると答えたユーザーは男女ともに60%を超えており、ECサイト側がかご落ちを防ぐためには決済手段を豊富にそろえる必要があります。
ECサイトの利用者がカートに商品を入れたまま放置してしまい、会計まで至らずにサイトから離脱してしまうこと。
この調査から、後払い決済の導入は決済手段の増加につながり、結果として決済画面での離脱率の低下につながることがわかります。
また、「アトカラ」には
- 3回から36回の分割払いが可能(6回まで手数料が無料)
- 締め払い(月末締め、翌月払い)
- 多様な支払方法(コンビニ払い・銀行振込・口座振替)
といった特徴により柔軟な支払いが実現でき、「今すぐ払う必要がない」という安心感も決済画面での離脱率の低下につながるでしょう。
未払いリスクを避けることができる
「アトカラ」を導入するメリットの3つ目は、「未払いリスクを避けることができる」ことです。
後払い決済は、自社での開発もできますが、その場合未払いのリスクが発生します。
後払い決済の自社開発については以下の記事を参考にしてください。
後払い決済サービス「アトカラ」は、
- 三井住友カード株式会社
- GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- GMOペイメントサービス株式会社
の3社が共同で提供しているサービスのため、導入すると提供社側が代金を立替、支払いや請求業務を代行してくれます。
そのため事業者は「アトカラ」の導入により、未払いのリスクを避けることができます。
よって、後払い決済を自社ECサイトに導入したいけれど、未払いのリスクを避けたいという方には「アトカラ」の導入は最適だといえます。
競合との差別化ができる
「アトカラ」を導入するメリットの4つ目は、「競合との差別化ができる」ことです。
アトカラには、
- 締め払い(月末締め、翌月払い)
- 幅広い支払方法(コンビニ払い・銀行振込・口座振替)
- 利用状況を一覧表示でき、利用履歴が一目でわかる
- 3回から36回の分割払いが可能(6回まで手数料が無料)
といった特徴があります。
この特徴によって、競合が後払い決済を導入していない場合、「アトカラ」の導入で柔軟な決済が実現でき、差別化につながるでしょう。
自社ECサイトに「アトカラ」を導入するメリットをまとめると以下の通りです。
「アトカラ」を導入すべき事業者
導入するメリットを見ても分かるように、「アトカラ」は決済手段の増加・お客様の安心感や負担軽減などを考えている事業者に導入されています。
「アトカラ」の特徴から、以下のような事業者であれば導入すべきといえるでしょう。
- 後払い決済を導入したい事業者
- 店舗とECの両方を運営している事業者
- 換金性の高い商品を取り扱う事業者
- 無形商材を取り扱う事業者
それぞれ解説していきます。
後払い決済を導入したい事業者
まず1つ目に、後払い決済を導入したい事業者であれば、ECサイトに「アトカラ」を導入すべきであるといえます。
「アトカラ」はワンタイムパスワードの採用や自社不正検知システムによる365日24時間体制でのモニタリングなど、ユーザーにとって安心できる機能が複数備わっています。
「アトカラ」のような新しい決済手段の導入によって、
- 新規顧客の獲得(クレジットカードを持たない顧客の獲得)
- 決済画面での離脱率の低下
などを実現することができるでしょう。
よって、後払い決済を導入したい事業者は「アトカラ」を導入すべきといえるでしょう。
店舗とECの両方を運営している事業者
2つ目は、「店舗とECの両方を運営している事業者」です。
「アトカラ」には店舗とECサイトの両方で利用できるという特徴があります。
店舗とECの両方を運営している事業者が「アトカラ」を導入すれば、
- ECサイトでは支払手段の増加によるかご落ちの防止
- 店舗では決済の利便性が高まり、顧客満足度やリピート率の向上
につながるでしょう。
顧客の利便性向上や離脱率低下につながるため、店舗とECをどちらも運営する事業者は「アトカラ」を導入すべきでしょう。
なお、店舗で「アトカラ」を使えるようにするには店舗へ「stera terminal」の導入が必要です。
「stera terminal」については『5.2 店舗への利用には「stera terminal」の導入が必要』を確認してください。
換金性の高い商品を取り扱う事業者
3つ目は、「換金性の高い商品を取り扱う事業者」です。
換金性の高い商品を取り扱うECサイトは転売目的や現金化目的での購入を防止するため、後払い決済を導入しているサイトは少なく、後払い決済業者側が「取り扱いのできない商品」として金券などの換金性の高い商品をあげている場合があります。
▼換金性の高い商品の例
- 金券
- パソコンなどの家電製品
- 抽選販売のスニーカー
- 話題性の高いゲーム機
- 希少性の高い限定商品
しかし、「アトカラ」は
- GMO-PGがグループでこれまでに培ってきた後払い決済サービスのノウハウとシステム基盤
- 三井住友カードが培った50年を超えるクレジットカード事業の与信・分割払いのノウハウ
を組み合わせることにより、事業者・利用者双方にとって安心できるサービスを提供しています。
「アトカラ」を開発・提供する3社の与信ノウハウにより、怪しい購入者を審査で見抜き、購入させないことができるでしょう。
よって、換金性の高い商品を取り扱う事業者は「アトカラ」を導入すべきといえます。
なお、取り扱い商品に関して詳しくは「アトカラ」に直接ご確認ください。
無形商材を取り扱う事業者
4つ目は、「無形商材を取り扱う事業者」です。
これまでの後払い決済は、EC事業者が紙の請求書を発送商品と同梱し、利用者が請求書をもとに都度支払う方法が主流で、商品の発送を伴う業種の加盟店のみが導入できるサービスでした。
しかし、アトカラは、利用から請求まで完全WEB完結かつ締め払いを採用しているため、これまで対応が難しかった旅行商品や教育サービスなどの無形商材を扱う業種でも導入が可能です。
また、分割払いやすぐ払い(請求確定前に決済ごとに支払いができる)といった機能よって決済の幅が広がり、顧客の利便性向上につながるというメリットもあります。
よって、無形商材を取り扱う事業者は「アトカラ」を導入すべきといえるでしょう。
「アトカラ」を導入すべき事業者についてまとめると以下のようになります。
導入については詳しくは「アトカラ」の公式サイトをご覧ください。
「アトカラ」の導入方法
アトカラの導入は以下の4ステップで行うことができます。
- お問い合わせ
- お申込みと審査
- 審査結果のご案内とシステム接続
- ご利用開始
審査やシステム接続には平均して1~3か月かかることが多いため、導入の際には時間がかかることを理解しておきましょう。
※引用:アトカラ
「アトカラ」を利用する際の注意点2つ
多機能で魅力的な「アトカラ」ですが、利用の際には注意すべき点もあります。
導入を検討している事業者は、以下の2点の注意点を抑えておきましょう。
- 利用の際にはコストがかかる
- 店舗での利用には「stera terminal」の導入が必要
以下で詳しく説明していきます。
利用の際にはコストがかかる
「アトカラ」を導入する際には以下のようなコストがかかります。
- 初期費用
- 加盟店手数料
- 固定費
- 決済手数料
「アトカラ」だけではなく、後払い決済サービスの導入には同じようにコストがかかります。
後払い決済を導入したいと思っても費用が掛かることを理解しておきましょう。
店舗での利用には「stera terminal」の導入が必要
「アトカラ」はECサイトだけでなく、店舗での対面取引でも利用できます。
しかし、店舗でアトカラを利用できるようにするためには、三井住友カード株式会社が提供する決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」を導入する必要があります。
「stera terminal」とは、クレジットカード・デビットカード・電子マネー・QRコード決済に対応した決済端末であり、この1台を導入することで複数の決済方法に対応できます。
※引用:三井住友カード
「アトカラ」を店舗での決済に導入したい場合は、「stera terminal」も導入しましょう。
まとめ
後払い決済は、その利便性の高さから多くのECサイトに導入されています。
中でも、三井住友カード株式会社、GMOペイメントゲートウェイ株式会社、GMOペイメントサービス株式会社の3社が運営する後払い決済システム「アトカラ」には以下のようなメリットがあります。
- 新規顧客を獲得しやすい
- 決済画面での離脱率低下が期待できる
- サービスの導入で未払いリスクを避けられる
- 導入により競合との差別化ができる
ぜひ、ECサイトの売上UPや顧客満足度の向上につながる「アトカラ」を導入をご検討ください。
また、アトカラならではの特徴から「アトカラ」を導入すべき事業者は、以下の通りです。
- 後払い決済を導入したい事業者
- 店舗とECの両方を運営する事業者
- 換金性の高い商品を取り扱う事業者
- 無形商材を取り扱う事業者
また、「アトカラ」導入の際には
- 利用の際はコストがかかる
- 店舗での利用は「stera terminal」の導入が必要
ことに注意しましょう。
注意点もありますが、ECサイト運営において後払い決済の導入は利点が多いことがこの記事でおわかりいただけたと思います。
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