オンアス取引・オフアス取引とはクレジットカード業界における取引の種類を示した用語です。
この記事では、
- オンアス取引・オフアス取引とは何か
- オンアス取引とオフアス取引のメリット
について解説します。
目次
オンアス取引とは何か
オンアス取引とはクレジットカード発行会社(イシュア)と加盟店契約会社(アクワイアラ)が同じ会社である場合の取引を指します。
オフアス取引とは何か
オンアス取引に対して、オフアス取引とはイシュアとアクアイアラが異なる会社である場合の取引のことを指し、ノンオンアス取引とも呼ばれています。
オンアス取引・オフアス取引のメリット
前提として、クレジットカード利用時にオンアス取引でも、オフアス取引でも、クレジットカード契約者(一般消費者)にはあまり関係がありません。
ここでは、会社側、つまりは、イシュアやアクワイアラにとっての、オンアス取引・オフアス取引それぞれのメリットをまとめておきます。
オンアス取引のメリット
オンアス取引の場合、イシュアとアクアイアラが同じなので加盟店との対応などがスムーズに進みやすくなります。
オフアス取引のメリット
これに対して、オフアス取引の場合イシュアは営業活動をすることなくカードを利用する店舗を増やせます。また、アクアイアラも利用の度に手数料が発生するので双方にメリットがあります。
一方、複数の企業のネットワークを利用するため、決済時に多少時間がかかる、利用者の明細に反映されるまで日数がかかる、といった場合もあります。
オンアス取引とノンオンアス取引の違いで発生する契約者への影響
クレジットカード契約者にとっては、オンアス取引であってもノンオンアス取引であっても、日常生活ではほぼ影響ありません。
しいていえば、
- オフアス取引の方が複数の企業のネットワークを経由するため、明細に反映されるまで日数がかかることもある
- 一部の提携クレジットカードを提携店で利用する際、ポイントの割増などのサービスが受けられる場合がある
といった点ですが、どれも”そういう場合もある”といった程度です。
オンアス取引かノンオンアス取引かは、イシュアーとアクワイアラーが得られる利益に影響があるものと言えます。
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